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サブ3.5・サブ85ランナーが徹底解説!アディダス「アディオスプロ4」レビュー!

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ランニングシューズレビュー
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「アディオスプロ3」の発売から約2年半の時を経て2024年11月27日に発売となった「アディオスプロ4」

前作「アディオスプロ3」は私もかなり愛用してきました。これまで自己新を連発してくれたシューズで、正直抜け目のないシューズでもあり、「これ以上の出来栄えのシューズが出てくるのか?」というくらいの印象でした。

ちなみに私は「アディオスプロ」を初代から愛用しており、「アディオスプロ」のことを誰よりも理解していると自負しております。

 

「アディオスプロ4」は前作と比べてどのように変化したのでしょうか? 前作「アディオスプロ3」や他社厚底カーボンシューズとの比較を交えながら徹底解説致します!

 

ちなみに私の過去5年間のベストタイムは、

10キロ:39分16秒(伊達ハーフマラソン)

ハーフマラソン:1時間24分02秒(2024年東京レガシーハーフマラソン)

フルマラソン:3時間25分12秒 (2024年洞爺湖マラソン)

 

というタイムです。俗にいうサブ3.5ランナーが何か物申しているな、という感覚で捉えてください♪

 

ちなみにオレンジカラーが好みの私は、グレー(銀色)に鮮やかなオレンジラインの「アディゼロ エキデン コレクション」を購入。EVO1カラーと言われるホワイト/ブラックは2025年1月中旬の発売だそうですが、我慢できずに買ってしまいました笑

想像以上の銀色カラーでまるでウルトラマンのようです笑 これまでにない配色のため、すでに結構気に入ってます。

 

2024年12月現在、アディダス公式サイトからの販売しかありませんが、すでに品薄です。定期的に入荷すると思われますので、隈なく公式サイトをチェックしましょう↓

アディダス公式サイトから「アディオスプロ4」を見てみる

どこが変わった? 前作との変更点を徹底的に分析

全く抜け目のなかった前作「アディオスプロ3」とは全く違うシューズへと生まれ変わった「アディオスプロ4」

変更点について1つ1つ以下にご紹介して参ります↓

アッパー素材(シューズの生地)

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大幅アップデートの1つがアッパー素材の変更です。「アディオスプロ4」のアッパー(生地)素材には軽量ストレッチ素材「LIGHTLOCK(ライトロック)」が採用。

「アディオスプロ3」のアッパーは触り心地も履き心地もバリっとしたナイロン素材色の強い感じでしたが、「アディオスプロ4」のアッパーは絹のような滑らかで触り心地で伸縮性のある素材で、触っても履いても気持ち良いです。

「アディオスプロ4」に足を入れる時、踵が柔らかいので、このように踵を潰しながら履くことができます。これはアッパーが硬めだった前作「アディオスプロ3」では出来ませんでした。

この「LIGHTLOCK(ライトロック)」というアッパー素材は、片方向にのみ伸縮するメッシュアッパーを、内部に配置されたロッキングバンドと組み合わせることで、高速走行時にもぴったりと足元をサポートしてくれます。接地時の安定感としっかりとしたフィット感を提供してくれる新素材に注目です。

サイズ感とフィット感

新作と前作の両方を履いてみましたが、履き心地が全然違います。

アッパー素材に伸縮性が生まれた分、新作「アディオスプロ4」には窮屈感は全く感じられません。むしろ伸縮性の高いアッパー素材の絹のような滑らかさで気持ちの良い履き心地となってます。

 

あとステップスポーツの店員さんに「足幅が前作よりも少し狭くなったので、ハーフサイズアップをおすすめします」と言われました。

私はちょっと足幅広目で、他社シューズと比べて割と足幅広めのアディダスがフィットしていたのですが、実際に「アディオスプロ4」を履いて走った感触としては、元々のサイズで全然問題ありません。

確かに足幅は少し縮まったかもしれませんが、アッパー素材の伸縮性が高まった分、むしろ窮屈感は一切なくなりました。

ミッドソール素材(シューズのクッション部分)

前作「アディオスプロ3」にも新作「アディオスプロ4」にも同様のミッドソール素材「LIGHTSTRIKE PRO」が採用されております。

唯一の違いがそのミッドソール素材「LIGHTSTRIKE PRO」が二重構造になったこと。

二重構造になったせいか?クッション性は桁違いに向上しました。

 

実際に走った感触としては全くの別物シューズかのように新作「アディオスプロ4」のクッション性は柔らかく、厚底とは思えないくらい地面の感覚を感じることができるくらいの沈み具合です。

 

クッション性が向上し、衝撃を吸収してくれる分、ふくらはぎへの負担が減るのが分かります。ハーフマラソンやフルマラソンで効力を発揮してくれそうです。

反発力・推進力は?

前作「アディオスプロ3」の反発力と推進力は爆発的なものがありました。

その爆発力を生み出していたのがミッドソール内に内蔵されている黒いパイプ、5本骨状フルレングスカーボンバー「エナジーロッド2.0」が右の「アディオスプロ4」にも内蔵されてます。

爆発力を生み出す要因である「エナジロッド2.0」に加えて、左の新作「アディオスプロ4」ではつま先部分の角度がクイっと上がりました。

「アディオスプロ4」に足を通した瞬間に前のめりの前傾姿勢になります。

新作「アディオスプロ4」では、前足部のロッカーポイントを備えたジオメトリ(形状の外形、サイズ、相対的な位置、空間上の特性に関する研究のこと)を新たに採用。この構造が前方への爆発的な推進力を生みだし、ランニングエコノミーを向上させます。

 

私が「アディオスプロ4」を購入した翌日に雪が降っちゃいましたが、我慢できずに走ってみました。

ちょうど朝日が出てきて雪が溶け始めました。一部圧雪やツルツル路面でしたが、1000m3本走ってみました。

ツルツル路面に悪戦苦闘しながらも、jog途中に1000m3本やった結果、4分14秒、3分46秒、3分25秒という結果でした。

ゆっくりから割と早めのスピードまで走ってみた感触としては、クッション性が高まった分、前作「アディオスプロ3」と比べて爆発的な反発力と推進力は感じませんでした。

 

しかしクッション性が高まった分、ふくらはぎや足裏への負担が少なくなり、より万人ランナーに扱いやすくなったと感じました。

アウトソール(靴の裏)素材、耐久性とグリップ力は?

私は前作「アディオスプロ3」を発売から2年半愛用して参りました。これまで走ったレースの数は数え切れません。それでもソールの損傷はほとんどありませんでした。「アディオスプロ3」で耐久性の高かったつま先の「コンチネンタルラバー」は「アディオスプロ4」でも黄色い部分でしっかりと継承されております。

「アディオスプロ3」の黒部分のやすりのようなラバーの耐久性はかなり高かったですが、「アディオスプロ4」では「LIGHTTRAXION(ライトトラクション)」というラバーが採用されてます。

「アディオスプロ4」の踵に「LIGHTTRAXION(ライトトラクション)」の印字があります。

ライトトラクションラバーは、トップアスリートの着地パターンを研究しグリップが最も必要な場所を分析してその結果に基づき、重要なエリアに適した素材をマッピングした新たなアウトソール素材です。

 

グリップ力を試すにはもってこいのサラッと積もった雪上ロードを走ってみました。やはり多少滑るものの、コンチネンタルラバー部分は強烈なグリップ力を発揮してくれました。他のロード用レースシューズと比べてもグリップ力が高いことは間違いありません。

あとは「アディオスプロ4」は前作3と比べて、アウトソールの足幅が広がった影響か、厚底シューズに見られる走っている時のグラつき(足を挫きそうになる感覚です)が一切なくなりました。これはポイント高いです。

 

これからの耐久性は練習やレースで使用してみて「アディオスプロ3」のように、長い目で検証していきたいと思います。

重さは?

前作「アディオスプロ3」は25.5㎝でかろうじて200gを切る193gでした。

一方の新作「アディオスプロ4」はなんと183gとさらに10gほど軽くなりました!

実際にこうして手に持ってみても、走ってみても軽くなったことがわかるほど軽くなりました。

前作までの「アディオスプロ」シリーズは、他社から発売になっている厚底カーボンの中では重い方の部類でしたが、新作「アディオスプロ4」をもってようやく他社に引けを取らない軽さとなりました。

 

2024年12月現在、アディダス公式サイトからの販売しかありませんが、品薄です。定期的に入荷すると思われますので、隈なく公式サイトをチェックしましょう↓

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比較するべき他社厚底カーボンシューズは?

これだけ高性能な厚底カーボンシューズが他社からも出てくると「一体どのシューズが自分に合っているのか?」分からなくなってきますよね? 実際に私がそうです笑

もちろんシューズとのサイズ感やクッション性などの絶妙な相性もあるかと思いますが、1つは懐事情も選択の一つかと思います。以下は最近発売になった各メーカーの厚底カーボンシューズの定価比較です。

メーカー名 商品名 定価(税込)
アディダス アディオスプロ4 28,600円
アディダス アディオスプロ3 26,400円
プーマ ニトロ ディビエイト ニトロエリート3 29,700円
プーマ ニトロ FAST-R エリート2 35,200円
ナイキ アルファフライ3 39,655円
ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 35,750円
ホカオネオネ ロケットX2 35,200円
アシックス メタスピードエッジプラス 27,500円
アシックス メタスピードスカイプラス 27,500円

薄底シューズがメインだった頃に比べるとホントびっくりのお値段ですよね・・ 3万円オーバーが当たり前の厚底カーボンシューズ市場で「アディオスプロ4」は前作と比べて2,000円近く値上がりしたものの、まだアンダー3万円です。

 

お値段も選択肢の一つになりますが、もう一つはシューズの軽さも選択肢の一つになるかと思います。以下は各社厚底カーボンシューズの重さを私が実測した結果比較になります(ナイキヴェイパーフライ3のみ26cmですが他は全て25.5cmです)

メーカー名 商品名 一足の重さ
(25.5㎝)
アディダス アディオスプロ4 183g
アディダス アディオスプロ3 193g
プーマ ニトロ ディビエイト ニトロエリート3 177g
プーマ ニトロ FAST-R エリート2 233g
ナイキ アルファフライ3 182g
ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 178g
ホカオネオネ ロケットX2 192g

見た目重そうな厚底カーボンシューズでも200g切りが当たり前の時代で「アディオスプロ4」は前作よりも10g近く軽くなり、他社厚底カーボンと引けを取らない軽さにまで軽量化が進みました。

 

お値段と重さ、それ以外に「アディオスプロ4」と比較対象となる厚底カーボンシューズを以下にご紹介致します。

VSナイキ「ヴェイパーフライネクスト%3」

誰もが知る厚底カーボンシューズ、ナイキ「ヴェイパーフライ3」 ナイキ1強時代が終わったとはいえ、まだまだ「ヴェイパーフライ3」の着用率が高いのは事実です。

「ヴェイパーフライ3」の良さは「厚底シューズゆえのクセがないこと」、つまり万人にも履きやすいシューズです。今回「アディオスプロ4」もそんなシューズに仕上がりました。

これまでナイキ「ヴェイパーフライ3」を履いていた方で記録が伸び悩んでいる方には「アディオスプロ4」がおすすめです。

VSナイキ「アルファフライ3」

「アディオスプロ4」が一番似通っているのがナイキ「アルファフライ3」だと思います。

どこが?と申しますと、両シューズともつま先が沿っていて、シューズを履いた瞬間に前のめりになりところです。両シューズとも走っていても前のめりになってグイグイ進むのがよく分かります。

なので「アルファフライ3」は前のめりになる分、私は親指を締め付ける、痛くすることが多かったです。私の周りにも「アルファフライ3」を履いて同様の症状が出ている方がおりますので、記録は出るけど足を痛めることがあるという方には同形状の「アディオスプロ4」がおすすめです。

VSプーマ「ディヴィエイトニトロエリート3」

2024年のシーズン、私がハーフマラソンで好記録を連発したプーマ「ディヴィエイトニトロエリート3」

プーマ「ディヴィエイトニトロエリート3」はクッション性がやや硬めなのに超高反発に対し、「アディオスプロ4」はクッション性が柔らかく超高反発です。

これは正直クッション性と反発性の愛称と好みですね。私が大好きかつ相性の良い思いの深い両シューズだけにレースでの選択も悩ましいです・・

 

私くらいの走力(フルマラソンサブ3.5、ハーフマラソンサブ85)の方におすすめの厚底カーボンシューズについて記事を書いてますので、ぜひ参考にされてみてください!

2024年最新!サブ3.5ランナーおすすめの厚底カーボンシューズ6選!厚底を沢山履いた私の実走レビュー!
数々の有名厚底カーボンシューズを履いてきた私が実走!サブ3.5付近のランナーにおすすめの厚底カーボンシューズはどれか?実際に履いて走ってみた感触などでおすすめランキングを作ってみました。ぜひ厚底カーボンシューズ購入をご検討の方は参考にしてください!

まとめ:これは期待できる!完璧だった前作を上回る出来の「アディオスプロ4」

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前作「アディオスプロ3」が結構完璧な出来だったので、正直これを上回るシューズが出るのか?という思いがありましたが、全く別物のシューズに進化した「アディオスプロ4」

アディダスさんはホントオレンジ色の使い方が上手ですよね。これがホワイトにオレンジだったらインパクト薄かったですが、なんせグレーにオレンジとは・・ オレンジ好きの私としてはこのカラーが結構気に入ってます。

EVO1カラーのホワイト/ブラックの発売までお待ちの方がいらっしゃるかもしれませんが、「アディオスプロ4」は相当期待できると言っても良いでしょう。

 

特にこれまで前作「アディオスプロ3」を愛用してきた方にとっては、さらに快適に履きやすい・走りやすいシューズへと進化しましたので、購入してみる価値ありかと思います!

 

2024年12月現在、アディダス公式サイトからの販売しかありませんが、品薄です。定期的に入荷すると思われますので、隈なく公式サイトをチェックしましょう↓

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