2025年2月にリリースされたホカオネオネの最新厚底カーボンシューズ「シエロX1 2.0」を徹底レビュー。
元々ホカ好きな私ですが懐事情の問題で前作「シエロX1」は購入出来ておりませんでした笑
ただ市民ランナーの間で密かに「めちゃ良い!」と話題となっていた前作「シエロX1」が今回大幅にリニューアルされ、ビギナーから上級者まで誰でも走りやすく、さらに軽くなったとのことで、気になって購入してしまいました。
前作からの大幅な進化点、反発力の正体、実際に走ってみた感想を交えながら、競合モデル(ヴェイパーフライ、メタスピードなど)との比較も行いました。
実測188gという驚異の軽さ、ウィング付きカーボンプレートの推進力、PEBAミッドソールの爆発的な反発性。
まさに“履くだけで速くなる”を体現したような1足です。レース用シューズをお探しのランナーは、ぜひ最後まで読んでみてください。
ちなみに私の過去5年間のベストタイムは、
というタイムです。俗にいうサブ3.5ランナーが何か物申しているな、という感覚で捉えてください。
ホカオネオネ「シエロX1 2.0」スペック
ホカオネオネ「シエロX1 2.0」のスペックを以下にご紹介致します。前作と見た目の形状からして大幅リニューアルとなっております。
ホントにホカのシューズはそれもカラーリングが他社シューズと比べてもかなりセンスが良いです。
パッと見からも履くと早く走れそうなのが分かります笑
なお「シエロX1 2.0」はロードレース規定の40㎜以下の厚みで、ワールドアスレティックス(WA)による競技用靴に関する規程に準拠しておりWA承認済みのシューズとなってます。
海外および日本国内の大会において、WAおよび日本陸上競技連盟の競技規則に準じて運営される大会では、WA承認シューズとして堂々と履けます!
アッパー素材
「シエロX1 2.0」のアッパー素材には通気性に優れたエンジニアードジャカードメッシュを採用。
3Dスクリーンプリントのオーバーレイ、100%リサイクルポリエステル製のタテ編みのシュータンが軽量で快適な履き心地を提供してくれます。
私は同じくホカオネオネから発売中のレース用厚底カーボンシューズ「ロケットX2」も履いてきましたが、全てのメーカーのシューズのサイズが25.5cmの私にとって「ロケットX2」はかなり窮屈な形状のアッパー素材でした。
しかし「シエロX1 2.0」は、このアッパーの縦線の形状が窮屈感を無くしてくれました。全てのメーカーの厚底カーボンシューズのサイズが25.5cmの私でも「シエロX1 2.0」は「ロケットX2」で感じた窮屈感は全くなく25.5cmでジャストサイズでした。
クッション性
「シエロX1 2.0」には反発性が極めて高い2層構造PEBAミッドソールが採用されてます。
この2層構造PEBAミッドソールは、これまで数多くの厚底カーボンシューズを履いてきた私が、これまで感じたことのないクッション性を感じさせてくれます。しっかりと衝撃を吸収して、その後以下にご紹介する爆発力へと繋げてくれます。
推進力・反発力
「シエロX1 2.0」にはウィング付きカーボンファイバープレートが内蔵されてます。シューズ外側にもチラッとカーボンが剥き出しになってます。
アウトソール裏側からもカーボンプレートが剥き出しになってます。カーボンプレート&2層構造PEBAミッドソールが超反発力をもたらします。
また「シエロX1 2.0」は軽量化を図るために大胆なダイナミックカットアウトが施されてます。無駄を排除したことで前作に比べて大幅軽量化を実現できてます。
つま先も剥き出しに。このプレートから爆発的な推進力が生まれます。
そしてなんといっても「シエロX1 2.0」を地面に置くと一目瞭然、シューズが湾曲しているのがお分かりいただけると思います。これがホカ独自の「MetaRocker(メタロッカー)」テクノロジーであり、また前足部にフォーカスしたActive Foot Frame(アクティブフィットフレーム)です。
この2つのダブルシステムとクッション性・ウイング付きカーボンファイバープレートが組み合わさることでこれまで感じたことのない爆発的な反発力と推進力が生まれます。
私は実際に札幌の室内練習場つどーむで「40分マラソンペース走(1キロ4分15秒ペース)」で「シエロX1 2.0」を履いてみましたが、1キロ4分15秒ペースでもこれまで他社厚底カーボンシューズで感じたことのない爆発力を感じました。
今後2025年4月以降のレースでも履いてみた実感はこの記事に追記して参ります。
グリップ力
「シエロX1 2.0」のアウトソールには黄色いラバーが施されてます。これは粘着性のあるラバーアウトソールでトラクションが強化され、路面での強力なグリップ力を発揮してくれる素材です。
細かな溝も施されており、雨の日でもグリップ力を発揮してくれそうです。
かかと部分にもグリップ力の高い黄色のラバーが施されてます。
アウトソールの耐久性については、2025年4月以降のレースなどで使用していく中で途中経過をこの記事に追記して参ります。
フィッティング(履き心地・フィット感)
かかと部分はしっかりとホールドしてくれる硬めの形状。
前作「シエロX1」からは再設計された柔軟性ある履き口が、ランニング中にしっかりと足を固定し、優れたフィット感を提供してくれます。同じくホカオネオネから発売されている「ロケットX2」と比べても履き心地は抜群に良いです。
重さは
前作「シエロX1」は「重い」ことがネックと言われておりましたが、「シエロX1 2.0」の25.5cmを実測すると、なんと188g!! かなり軽くなりました。
過熱する厚底カーボンシューズ市場では最近「いかに軽いか」が重要視されるようにもなってきました。
以下は私が実際に購入して自分で測定した各社厚底カーボンシューズの重さです(ナイキ「ヴェイパーフライ3」のみ26.0㎝で他は全て25.5㎝)です。
メーカー名 | 商品名 | 一足の重さ (25.5㎝) |
ホカオネオネ | シエロX1 2.0 | 188g |
ホカオネオネ | ロケットX2 | 192g |
アディダス | アディオスプロ4 | 183g |
プーマ | ニトロ ディビエイト ニトロエリート3 | 177g |
プーマ | ニトロエリート2 | 233g |
ナイキ | アルファフライ3 | 182g |
ナイキ | ヴェイパーフライネクスト%3 | 178g |
前作「シエロX1」よりも「シエロX1 2.0」は50g近く軽くなり、他社厚底カーボンシューズと引けを取らないまでになりました。
比較するべき他社厚底カーボンシューズは?
これだけ他社からも厚底カーボンシューズが発売になると「一体自分にはどのシューズが合っているのか?」訳わからなくなりますよね?
昨今の円安と物価高・資材費の高騰によって、厚底カーボンのお値段も高くなってきております。
お財布の紐が固くなってきている今、シューズのお値段も比較対象になってくるかと思います。以下は2025年3月現在の各社主要厚底カーボンシューズの定価(税込)です。
メーカー名 | 商品名 | 定価(税込) |
ホカオネオネ | シエロX1 2.0 | 38,500円 |
ホカオネオネ | ロケットX2 | 35,200円 |
アディダス | アディオスプロ4 | 28,600円 |
プーマ | ニトロ ディビエイト ニトロエリート3 | 29,700円 |
プーマ | ニトロ FAST-R エリート2 | 35,200円 |
ナイキ | アルファフライ3 | 39,655円 |
ナイキ | ヴェイパーフライネクスト%3 | 35,750円 |
アシックス | メタスピードエッジパリ | 27,500円 |
アシックス | メタスピードスカイパリ | 27,500円 |
正直厚底カーボンシューズに関しては3万円前後が平均的な相場となってしまいました。お値段の比較もさることながら、シューズとしての性能ももちろん購入のポイントかと思います。
そこで以下に「シエロX1 2.0」と比較対象になると私が判断したシューズとの比較を見てみます。
VS プーマ「ディヴィエイトニトロエリート3」
「シエロX1 2.0」と比較対象となるシューズの第一弾が、私がこれまでの厚底カーボンで1番しっくりきているプーマ「ディヴィエイトニトロエリート3」です。
プーマ「ディヴィエイトニトロエリート3」は本当に履きやすくクセのないシューズで私の一番のお気に入りなのです。両方とも主図の厚さは世界陸連規定内ギリギリの40mm未満で同じくらいです。
つま先の跳ね上がり具合はほぼ変わりありません。ただ「シエロX1 2.0」の方がつま先から踵にかけて湾曲してロッカー構造になっているのがお分かりいただけると思います。
このロッカー構造はフルマラソンやハーフマラソンの後半きつい部分で生かされてきます。ロッカー構造を生かして足を前に出せるからです。
このロッカー構造を生かしてみたいという方は「シエロX1 2.0」がおすすめです。
プーマ「ディヴィエイトニトロエリート3」のレビューも書いてますので、ぜひ参考にされてください↓

VS ナイキ「アルファフライ3」
エリートランナーから市民ランナーまで履いている方が多いナイキ「アルファフライ3」と比較してみましょう。
こちらもミッドソールの厚さは世界陸連規定の40mmギリギリの分厚さです。
つま先の跳ね上がり具合も非常に似通ってます。走っていると前のめり組になるのも両シューズの共通している部分です。ただ反発力と推進力は明らかに「シエロX1 2.0」の方が強いと私は感じました。
爆発的な反発力と推進力と求めている方には「シエロX1 2.0」がおすすめです。
ナイキ「アルファフライ3」のレビューも書いてますので、ぜひ参考にされてください↓

VS アディダス「アディオスプロ4」
2024年末に発売され一躍脚光を浴びたアディダス「アディオスプロ4」と比較してみます。
こちらもミッドソールの厚さは世界陸連規定の40mmMAXギリギリの分厚さです。
つま先の跳ね上がり具合の似通ってます。今の厚底シューズはみんな同じような形状ですね。
ただ決定的な違いは、クッションの硬さです。アディオスプロ4の方が明らかに柔らかいです。推進力と反発力は相違はなさそうです。推進力と反発力があって適度なクッション性があった方が良いと行く方に「シエロX1 2.0」がおすすめです。
アディダス「アディオスプロ4」のレビューも書いてますので、ぜひ参考にされてください↓

まとめ:ロッカー構造が更なる爆速を呼ぶ、他社厚底カーボンシューズがしっくりこないなら「シエロX1 2.0」がおすすめ
これまで他社厚底カーボンシューズで感じたことのないクッション性と反発力と推進力を兼ね備えた
ホカオネオネ「シエロX1 2.0」
これまでのシューズで記録が伸び悩んでいる方、またはホカ独自のロッカー構造に加えて爆発的な反発力と推進力が欲しいランナーに「シエロX1 2.0」は超絶おすすめです。
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