ナイキの5代目となるトレイルランニング用シューズ「ペガサストレイル5GORE-TEX(ゴアテックス)」
最近「ペガサストレイル」シリーズのフルモデルチェンジが早すぎます・・ 前作4のレビューからわずか1年足らずで新作5が発売になってしまいまして、ちょうどこの記事を書いている2024年11月にナイキオンラインでブラックフライデーやっていたので、つい購入してしまいました。
私はこれまでこの「ペガサストレイル」を初代から全て雪道ランニング用として履き続けて参りました。誰よりも「ペガサストレイル」での雪道性能について理解しているつもりです。
わずか1年足らずでフルモデルチェンジした「ペガサストレイル5ゴアテックス」 はどのような進化を遂げたのでしょうか。前作4との比較を交えながら実際に雪道を走ってみた徹底レビューを致します。
ちなみにオレンジカラー好きの私は、全体的に真っ白なカラーにオレンジの差し色のある「ペガサストレイル5ゴアテックス」をナイキオンラインで開催されていたブラックフライデーで定価から1万円引きで購入できました。公式サイトをチェックしてみましょう↓
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「ペガサストレイル5ゴアテックス」のスペックを前作と比較しながら
5代目となった「ペガサストレイル5ゴアテックス」
左が新作「ペガサストレイル5ゴアテックス」、右が前作「ペガサストレイル4ゴアテックス」です。新旧比較しながら変更点をご紹介致します。
見た目がカッコ良くなった!外観とデザイン、アッパー(生地)素材
まずは見た目が大きく変わりました。見ての通り前作「ペガサストレイル4ゴアテックス」はどこか全体的に安っぽいイメージでしたが、新作「ペガサストレイル5ゴアテックス」は見た目のシルエットが美しく、前作より高級感あふれる外観となりました。
特に踵の部分の盛り上がりが見た目もカッコよく美しいシルエットを醸し出してます。
真上から見たシルエットです。真上から比較するとシルエットはほとんど変わりません。
つま先のラバーの補強部分が新作「ペガサストレイル5ゴアテックス」の方が広がりました。
フィット感とサイズ感
私はこれまでの履いてきた4代目までの「ペガサストレイル」は全て25.5㎝でした。新作「ペガサストレイル5ゴアテックス」も25.5㎝を購入。前作と比べてサイズ感はほぼ変わりません。前作を履かれていた方は同じサイズで全く問題なしです。
フィット感でいうと、シューズの履き口の形状が大きく変化したので、前作よりも多少のフィット感はなくなりました。前作はくるぶし全体を覆うくらいアッパーで覆われていましたが、新作「ペガサストレイル5ゴアテックス」は少し踵の高さが低くなりました。
この踵の高さによってくるぶし全体をアッパー素材が覆っているのが「ゴアテックス」の特徴です。通常の「ペガサストレイル」だとここまでの高さはありません。
これが寒い雪道でもしっかりとくるぶしまでホールドしてくれます。
グリップ力と機能性
これまでの「ペガサストレイルゴアテックス」は雪道でもかなり高いグリップ力を発揮してくれました。左が前作「ペガサストレイル4ゴアテックス」、右が新作「ペガサストレイル5ゴアテックス」のアウトソールです。
溝の形状が大きく変更となりましたが、雪道走行でのグリップ力はさらに増した感じがします。
踵部分のアウトソールも比較してみます。右の新作「ペガサストレイル5ゴアテックス」の方が短くなりゴツくなった分、雪道でのグリップ力は高まったと感じます。
履き口の踵部分を比較してみます。右の前作「ペガサストレイル4ゴアテックス」の方がくるぶしを覆うように踵部分が高くなっているのがお分かり頂けると思います。こうして並べてみると高さの違いが一目瞭然です。なので踵部分の保温性は正直前作の方が高かったです。
ただ低くなったことでの新作「ペガサストレイル5ゴアテックス」の利点を挙げるとすれば、低くなった分シューズを履くときに指で引っ掛ける輪っか(プルストラップ)が引っ張りやすくなりました。
大きく変わったのはクッション性
今回のフルモデルチェンジで一番変わったのがミッドソール素材の変更かもしれません。「リアクトフォーム」という素材から「リアクトXフォーム」というクッション性の高い素材に変更になりました。
このミッドソール、クッション部分を手で押してみるとその柔らかさの違いが一目瞭然です。
走った時のクッションの感覚が全然違います。以下にご紹介致しますが、「リアクトXフォーム」に変更になった影響で重量が増えてしまいましたが、その分クッション性が向上してより快適に走れるようになりました。
この「リアクトXフォーム」ですが、前作4に用いられていた従来の「リアクトフォーム」と比べて反発力が13%向上し、さらに製造工程での二酸化炭素排出量も43%以上削減されております。
またリサイクル素材を重量の20%以上使用していますので、環境に配慮されたシューズということで、増えた分の重量は社会貢献ということで・・
重さは?
その重さですが、前作「ペガサストレイル4ゴアテックス」が25.5㎝で236gに対し、
新作「ペガサストレイル5ゴアテックス」 は258gと片方で20g近く増えてしまいました。
両方を履いた感じ明らかに20g増えた感覚があり、重さを感じます。ただ上記でご紹介した通り、重さが増した分、クッション性が大幅に向上しておりますので、雪道でもこれまで以上に快適に走れることは間違いありません。
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実際に雪道を「ペガサストレイル5ゴアテックス」で走ってみた
ちょうど新作「ペガサストレイル5ゴアテックス」を購入したのが2024年11月末のブラックフライデーの時で、北海道では雪が降り始めた頃でした。
早速雪が降り積もった雪道を「ペガサストレイル5ゴアテックス」を履いて走ってみました。
上記でもご紹介しましたが、前作と比べてアウトソールの溝の形状が変わっております。雪道でのグリップ力はさらに向上した感じを受けます。サラッと積もった程度の雪であれば、通常のロードと変わることなく走ることができました。
圧雪に埋まっても、ゴアテックスに包まれたシューズの中はポカポカです。
履き口の周りのホールド感がなくなった分、くるぶし付近が剥き出し状態で少し寒さを感じますが、メリノウールソックスで事なきを得ます。
圧雪での坂道でのグリップ力も圧巻でした。札幌市内の市街地から標高135mの旭山記念公園に続く急な坂道を「ペガサストレイル5ゴアテックス」で走ってみましたが、ツルッと行くことなく、スイスイ登れました。
「ペガサストレイル5ゴアテックス」おろしたて、圧雪でトータル11キロ走りました。坂道は1キロ6分台でしたが、平地の圧雪でも1キロ4分30秒台で走れました。通常の「ペガサスシリーズ」とほぼ変わらないクッション性と反発力です。
それでもちょっとでも滑るのが気になるという方には着脱可能なスパイクがおすすめ
ただどうしても真冬の圧雪凍結路面では「ペガサストレイル5GORE-TEX」といえども滑るケースがあります。その時には「ペガサストレイル5GORE-TEX」と相性抜群のスパイクを装着致します。
それがその名も「アイススパイク」です。
私はこの「アイススパイク」を前作「ペガサストレイル4ゴアテックス」を使用している時から1-3月の雪深い季節に装着して走ってました。
上記画像のようにつま先と踵に「アイススパイク」をくくり付けると、スケートリンクのような路面でも全く滑りません。ゴムによる締め付け感もあまり感じませんし、スパイクのゴツゴツ感も圧雪ならほぼ感じずに走ることができます。また走行中に外れるようなこともありません。
ネットでも購入できますがお近くのホームセンターや、最近では北海道のコンビニでも購入できます。お値段は1,000円前後と安いので、お一つ持っていても損はないでしょう。
なぜゴアテックスじゃないとダメなのか?
「ペガサストレイル5」はゴアテックスではないモデルも発売されておりますが、私はモデルチェンジのたびにゴアテックス仕様のモデルを購入しております。
私は「ペガサストレイル」初代のみゴアテックス仕様モデルがなかったので、通常モデルを雪道ランニングで使用してましたが、2以降ゴアテックス仕様モデルが発売されたのをきっかけに、ずっとゴアテックス仕様モデルを履き続けてます。
通常モデルとゴアテックスモデルの違いは「足先が冷たくならないこと」です。ゴアテックスは防水性に目が行きがちですが、暖かさも全然違います。
雪国の雪道ランニングで使用するならゴアテックス仕様モデルでなければ、足を冷やすことになり、怪我のリスクも高まるからという理由からゴアテックス仕様をおすすめしております。
まとめ:重くなったけどクッション性がロード用ランニングシューズに近くなった「ペガサストレイル5ゴアテックス」
クッション性が大幅に良くなった「ペガサストレイル5ゴアテックス」
前作の安っぽい見た目からシルエットも大幅に向上して、つま先から踵にかけて見た目も美しいシルエットへと生まれ変わりました。
本来はトレイルランニング用のシューズですが、雪道用シューズとしてもほぼ完成形に近い作りとなった「ペガサストレイル5ゴアテックス」。他社の雪道専用ランニングシューズと比較してもリーズナブルな価格設定ですので、コスパの面でもおすすめです。
雪道ランニング用のウェアや上記でご紹介した「ペガサストレイル5ゴアテックス」に相性ぴったりなソックスなど、以下の記事でご紹介してますので、ぜひ参考にされてみてください↓
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