2024年11月現在、多くの市民ランナーから大学生ランナー、実業団ランナーまで着用されている2XUのランニングタイツ。
2024年に入り2XUから新作「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」が発売となりました。
私は2022年から多くのランナーが着用する2XU「ランコンプショーツ MA5331B」を着用し、当ブログでも紹介して参りました。
2024年に発売となった「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」は、より機能性が向上し、収納性も高くなったということで、フルマラソンでゼリーをたくさん持って走る私にとっては気になる一品でした。
実際に「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」を購入して2024年度のレースで、ハーフマラソンとフルマラソンで使用してみました。
これまで多くのランナーが着用してきた「ランコンプショーツ MA5331B」との比較を交えながら「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」について以下に徹底解説して参ります。
- 2XU「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」と「ランコンプショーツ 」の違い
- 「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の期待できる効果
- 「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」を履いて自己新連発! 走った後の疲労感は?
- 機能性:タイツ裏のスタンプが全く違う形状に
- 収納性:収納スペースが増えた。スマホも収納可能
- 「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の下に下着は付けるのか?
- それでも下着をつけなきゃ違和感あるという方におすすめのインナー
- ナイキのハーフタイツ「エアロスイフト」と2XU「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の比較
- まとめ:機能性も収納性も向上!ゼリーいっぱい持ってレースに臨みたいランナーさんにおすすめのタイツ
2XU「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」と「ランコンプショーツ 」の違い
エリートランナーから市民ランナーまで多くのランナーが着用してきた「ランコンプレッション ショーツ」と2024年に新発売となった「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の決定的な違いは2つ。
一つは裏地のスタンプの範囲が「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の方が多くなったこと。
このスタンプ模様、MCS(Muscle Containment Stamping)テクノロジーによって、特定の筋肉群(太ももやハムストリングスなど)をサポートする構造が進化。より筋肉の負担を軽減し、長時間のトレーニングでも効率的に動けるようになりました。
もう一つが収納力が向上して、たくさんゼリー持ち運べるようになったこと。実際に私は「洞爺湖マラソン2024」で「オレは摂取す」を5つタイツのポケットに収納して走りました。
この機能性と収納性の2点が大きく向上したのが「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」です。以下詳細をご紹介致します。
「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の期待できる効果
「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」にはPWX(Power-Weight-Flex)というコンプレッション素材が用いられております。
PWXは軽量かつ耐久性があり、適切な圧縮力を提供してくれる素材です。
タイツ名にもあります「コンプレッション」とは圧力という意味。その圧力と2XUが持つ独自のスタンプ機能によって筋肉の振動を抑え、疲労や怪我のリスクを軽減してくれます。
その中でも数あるランニングタイツの中でも2XUの「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」は独特の着用感があり、履いた瞬間に背筋がビシッと伸びる感じがします。
「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」を履いて自己新連発! 走った後の疲労感は?
2024年のシーズンは「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」を履いてハーフマラソンとフルマラソンで社会人自己新を連発しました。
まずは購入一発目の2024年4月21日に伊達ハーフマラソンで履いてみました。「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」を履いて走った「伊達ハーフマラソン」のハーフマラソンのタイムは1時間29分7秒。
スキーが趣味の私は冬場はほとんど走りません。それなのに4月一発目、春一番のレースでハーフマラソン1時間半を切ったのはこれが初めてでした。 これは「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の効果であることは間違いありません。
続く「洞爺湖マラソン」のフルマラソンは5年ぶりに自己ベストを7分半更新する3時間25分12秒。
ちなみに私の冬場の走行距離は以下の通りです。伊達ハーフマラソン、洞爺湖マラソン共に急ピッチで仕上げたとはいえ、この2レースのタイムは「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の効果であると疑わざるを得ません。
続いてハーフマラソンでは2024年10月に行われた「2024東京レガシーハーフマラソン」で「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」を着用して、1時間24分2秒と2週間前の「札幌マラソン」で出した1時間27分53秒の自己ベストをさらに更新!
2024年はハーフマラソンでも4分近く社会人自己ベストを更新することが出来ました。
特に「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」を履いてハーフマラソンとフルマラソンを走った感触としては、本当に筋肉のムダなブレが少なく、ハイペースで入っても最後まで脚が保ってくれるのがよく分かります。
フルマラソンではジェルも6個フルで持ち運びできて、適度なタイミングで摂取できたので、機能性も抜群だと感じました。6個持ち歩いてもジェルの重さや振動など全く感じませんでした。
私は「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」とレッグゲイターを組み合わせて着用しているのですが、特に2024年のシーズンはそのダブルの効果を強く実感しました。ダブルで使用されることをおすすめ致します。
正直両方を身に付けただけで速くなった気にもなります笑
レッグゲイターのレビュー記事も書いてますので、ぜひ参考にしてみてください!↓
あと走っている時は背筋が張って姿勢が良い走りができますし、太ももが攣ったことはこれまで一度もありません。また2XU「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の一番の効果は、次の日の疲労が残らないことです。
2XUのコンプレッションタイツを履いてからレース翌日の足への疲労感・筋肉痛が激減しました。やはりコンプレッション効果と独自のスタンプ効果でムダな動きを抑制してくれているのを強く実感しております。
機能性:タイツ裏のスタンプが全く違う形状に
元々販売されていた「ランコンプショーツ MA5331B」の裏地の太もも部分には機能性を向上するスタンプがあしらわれてました。
今回新発売となった「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」にももちろんスタンプが施されてるのですが、両方を比較すると「ランコンプショーツ MA5331B」よりもスタンプの範囲が広くなり、またスタンプ量もより細かくなりました。
左が「ランコンプショーツ MA5331B」、右が「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」のスタンプです。右の「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の方がより太ももの上部までスタンプの範囲が広がったのがお分かり頂けると思います。
上部までスタンプが施された「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」はインナーショーツを身につけてしまうと、タイツが持っている機能を生かしきれない可能性がありますので、男性はノーパンで使用されることをおすすめ致します。
両タイツの裏側、ハムストリング部分にスタンプはありません。
収納性:収納スペースが増えた。スマホも収納可能
「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」では収納性が大きく向上しました。こちらは「ランコンプショーツ MA5331B」背面真ん中にスマホがピタッと収納できるスペース、左にファスナー付きの収納、右側にメッシュ素材の収納スペースがあります。これでもフルマラソンを走るには十分の収納スペースです。
一方「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の収納ですが、背面にはメッシュ素材の横長の収納スペース。
そしてサイドには縦長の収納スペース。
この両サイドのポケットはかなり深い作りです。灰色模様の部分まで深みがあります。片側だけでも細身のジェルが3本は入ります。
「ランコンプショーツ MA5331B」は背面にちょうどスマホが入る広さのピタッとした伸縮性の高いポケットがありました。
こんな感じでピタッと収まりますので、1キロ3分台で走っていても気になりませんでした。
一方の「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」にも背面にスマホが収納できる広さのポケットがあります。
私のiphone14PROをポケットに入れると左右に余裕があるくらいの余白が出来てしまいます。また「ランコンプショーツ MA5331B」ほどピタッと感がありません。ただ1キロ3分台で走っても気になりません。
ちなみに私は「2024東京レガシーハーフマラソン」の時には背面にスマホを入れて走りました。
背面にスマホを入れて走って社会人自己ベスト1時間24分02秒を更新できました。走っている時の重みや違和感(ブラブラしない)を感じることはありませんでしたので、問題はないでしょう。
サイドの深いポケットにもスマホを入れてみましたが多少無理がありました。無理くり入れると入りますが、かなりの窮屈感を感じますので、スマホを持って走るのであれば、背面に入れた方が良いでしょう。
もう片方のサイドポケットも同様に深みのあるポケットですが、片方にはファスナー付きのポケットも付いてます。ご自宅や車のキーが入るサイズです。
私はこの「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」を「2024洞爺湖マラソン」の時に「オレは摂取す」を5個+アミノサウルスジェル(予備)の合計6個のジェルをサイドポケットに入れて走りました。
両サイドポケットに3個づつ入れて走りましたが、煩わしさはありませんでした。
片方のポケットにはジェル3つが限界かと思いますが、あまりにも奥に詰め込みすぎると、レース中取り出すのに苦労してタイムにも影響を及びしかねますので、このようにまとめてポケットに入れることをおすすめします。
さらに背面のポケットにはスマホも収納できますので、収納性はかなり高いと言って良いでしょう。
「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の下に下着は付けるのか?
2XU「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」はご存知の通りタイツ裏にプリントされたスタンプが太ももに良い刺激を与えて走りに良い影響を与えてくれます。
下着を身につけてしまうと、その期待できる効果が薄れてしまう可能性があります。なので私は「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」を使用するときは下着を身に付けてません。
下着を身に付けなくても下半身の違和感は一才ありませんし、むしろスタンプの効果をより受けている感じを受けます。
それでも下着をつけなきゃ違和感あるという方におすすめのインナー
タイツの下はノーパンだと違和感あり!という方も多くいらっしゃることとお察し致します。特に女性は気になりますよね・・
そこで機能性タイツの機能を保ちながらインナーでさらに機能を引き立ててくれるインナーがあります。それが
「DERIT TECH(デリットテック)パンツ」です!
機能性タイツのような見た目の「デリットテックパンツ」かなり窮屈そうですが。。これがお尻周りを引き締めてくれる効果があります。
ただ裏地プリントスタンプとデリットテックパンツがかぶってしまいますので、2XU「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の本来の機能性が発揮できない可能性があります。
ただデリットテックパンツを履くだけで姿勢が良くなり、お尻がキュッと上に上がる感じがあります。普段履きとしても1着試しに購入されても良いかと思います。
ナイキのハーフタイツ「エアロスイフト」と2XU「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の比較
大迫傑選手や世界トップアスリートでも着用しているナイキのハーフタイツ「エアロスイフト」市民ランナーでも履いてレースに出ている方を多く見かけるようにもなりました。
普段ほとんど定価でしか売られていないナイキ「エアロスイフト」ですが、私はナイキ公式サイトのメンバーバースデー割引でお得に購入することが出来ました。
上記でご紹介した2XU「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」とナイキ「エアロスイフト」のどっちのハーフタイツを購入しようかお悩みの方へ、簡単に違いと比較をご紹介致します。同じMサイズですが、まずは股下の長さが違います。ナイキの方が短く全体的にタイトな作りです。
身長168㎝体重60kgの私ですが、ナイキ「エアロスイフト」タイツはMでかなり窮屈です。「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」もMサイズで締め付け感がありますが、ナイキの方はお尻がパツパツです笑
「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」同様にナイキ「エアロスイフト」タイツにも背面にスマホが収納できる長さのファスナー付きポケットがありますが、2XUのようにフィット感がありません。走るときに入れるとブラブラしますので、スマホを持って走りたい方にはおすすめできません。
ナイキ「エアロスイフト」タイツの最大の利点がこちら↓タイツにインナーショーツがついていることです。2XU「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」で悩ましい下着問題がこれで解消できます。
あとナイキ「エアルスイフト」のウエスト周りの内側には小銭が入る程度の4つのポケットがあります。ただジェルやゼリーが入る大きさではありませんので、汎用性は低いです。
タイツの機能性や収納性を考えると、市民ランナーにとっては2XU「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」の方が断然おすすめです。
まとめ:機能性も収納性も向上!ゼリーいっぱい持ってレースに臨みたいランナーさんにおすすめのタイツ
機能性も収納性も高い2XU「ライトスピード リアクト コンプレッションショート」
身につけるだけで、スマホもってもフルでジェルを持って走っても自己ベスト更新でき、レース後の疲労感・筋肉痛も激減してくれるランニングタイツです。
自己ベストがなかなか更新できない方、レース途中の疲労感やレース後の筋肉痛が気になる方にもおすすめのランニングタイツです。
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