ホカオネオネ「MACH X(マッハX)」レビュー!厚底カーボンデビューランナー向けシューズを徹底解説! | デリキャンランの北海道大好きブログ!
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ホカオネオネ「MACH X(マッハX)」レビュー!厚底カーボンデビューランナー向けシューズを徹底解説!

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ランニングシューズレビュー
この記事は約11分で読めます。

ホカオネオネからは4作目となる厚底カーボンシューズ「MACH X」(マッハX)

元々ホカオネオネからは「MACH(マッハ)」シリーズが発売されており、2024年2月現在では「マッハ5」までが発売されております。今回ご紹介する「マッハX」はそのマッハシリーズに「Pebax」という合成樹脂プレートを搭載したモデルです。

この「マッハX」を私は普段のランニングやスピード練習用シューズとして購入致しました。レースでも使えそうな機能性も持ち合わせております「マッハX」を徹底レビュー致します。

 

ちなみに私の過去5年間のベストタイムは、

10キロ:39分16秒(伊達ハーフマラソン)

ハーフマラソン:1時間24分02秒(2024年東京レガシーハーフマラソン)

フルマラソン:3時間25分12秒 (2024年洞爺湖マラソン)

というタイムです。俗にいうサブ3.5ランナーが物申している、という感覚で捉えてもらった方が良いです♪

 

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ホカオネオネ「MACH X」(マッハX)のスペック

ホカオネオネ「マッハX」の各種スペックについて以下にご紹介致します。

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カラーはおしゃれな3色から選べる

2024年段階で「マッハX」のカラーは3種類。私は見た目のおしゃれ感で一目惚れしてほぼ「見た目」だけで購入してしまいました。

ブラックを基調としたカラーにホワイト・ピンク・イエローを差し色としたレインボカラーがとてもキレイな曲線を描いております。

ホカオネオネのランニングシューズはおしゃれなカラーリングが多いので、走っていてもワクワクします♪

重さは?

ホカオネオネ「マッハX」の気になる重さですが、片足25.5センチの重さを測定すると、

その重さ238gと普段のランニングとスピード練習用シューズとして考えた時には、そこまで重くは感じません。

 

200g切りが当たり前となっている現在の厚底カーボンシューズ市場ですが、ランニングとスピード練習用シューズとしてはかなり上出来の軽さかと思います。こうして手に取ってみてもその軽さが手から伝わってきます。

ホカオネオネ「マッハX」のライバルシューズですが、同じような位置付けのナイキ「ズームフライ5」になるかと思います。

「マッハX」とナイキ「ズームフライ」、そして同じホカオネオネの厚底カーボンシューズとその重さを比較してみました。

メーカー名 商品名 一足の重さ
(25.5㎝)
ホカオネオネ マッハX 238g
ナイキ ズームフライ5 260g
ホカオネオネ ロケットX2 192g
ホカオネオネ カーボンX3 217g

ナイキの厚底カーボンシューズの中でも「マッハX」と同じような普段のランニングやスピード練習での使用を考えられて作られている「ズームフライ5」よりも22gも軽くなっております。

アッパー(表面の生地)の感触は?

「マッハX」のアッパー(シューズの生地のこと)部分には、リサイクルポリエステルを84%、リサイクルナイロンを16%使用するなど、機能性追求だけでなく、地球環境にも配慮されて作られている点はSDGsの時代にはかなりポイント高いですね。

また「マッハX」のアッパー素材には、高レベルの通気性とフィット感を確保するため、部位によって織り方を変えているエンジニアードジャガードメッシュが採用されております。

通気性の良いエンジニアードジャガードメッシュが、長時間の走行でも快適な履き心地をキープしてくれます。

シュータン(靴ベロ) 履き心地・サイズ感は?

「マッハX」のシュータン(靴ベロ)にはガセットタンが採用されております。

「ガゼットタン」とはシューズ本体とシュータンを繋げることによって砂利などの侵入を防ぐ構造のことです。ホカオネオネの最先端レースシューズ「ロケットX」と同じ構造です。

 

シューレース(靴紐)には、リサイクルポリエステル素材が35%使用されており、アッパー素材同様に環境への配慮もしっかりされております。伸縮性がある縛りやすい素材です。

「マッハX」のサイズ感ですが、全てのメーカーのシューズでサイズ25.5センチの私は「マッハX」も25.5センチを購入。

「マッハX」はフィット感が強いので、履き始めにちょっと窮屈感を感じますが、走っていくうちに心地よいフィット感に変わってきます。

 

シューズと体が一体となったフィット感を感じました。他メーカーのシューズと同サイズで問題ないでしょう。

ミッドソール クッション性・反発力は?

「マッハX」の最大の特徴はミッドソールが硬めと柔らかめの2重ソール構造になっているということ。

「マッハX」には「PEBAミッドソールフォーム」と「ProFlyX™ ミッドソール」の2つのミッドソールが採用されております。

 

まず一つ目の「PEBAミッドソールフォーム」ですが、これはホカオネオネの最先端レースシューズで採用されているフカフカ柔らかめのミッドソール素材。

もう一つの「ProFlyX™ ミッドソール」は「PEBAミッドソールフォーム」と比べて硬めの素材。ホカオネオネを代表するカーボンシューズ「カーボンX」で採用されていた硬めのミッドソール「PROFLY™️X」を改良して、34%高い反発力にしたのが「ProFlyX™ ミッドソール」です。

 

鮮やかな虹色カラーの部分が柔らかめの「PEBAミッドソールフォーム」が、ホワイトの部分に少々硬めの「ProFlyX™ ミッドソール」が採用されております。

また「マッハX」ではホカ独特の「メタロッカージオメトリー」も採用。メタロッカーとはスムーズな足運びを促すためにドロップの差を少なくし、つま先とかかと部分を滑らかに削ぎ落とした独特のアーチ状のソール形状のこと。

「マッハX」は従来ホカオネオネから発売されている厚底カーボンシューズ「ロケットX2」と「カーボンX3」の中間的な位置付けのシューズであり、お互いの良いとこ取りをした贅沢なシューズとも言えます。

※奥から「カーボンX」、「ロケットX2」、「マッハX」

アウトソール(靴の裏) グリップ力・耐久性、プレートの効果は?

「マッハX」の最大の特徴は、合成樹脂製「Pebax」というプレートが搭載されているということ。

シューズ真ん中にある黄色い樹脂製素材の部分が「Pebax」プレートになります。カーボンファイバープレートではありませんが、ほぼ同じ性能と思って良いでしょう。

アウトソールのラバーには「Durabrasion Rubber™アウトソール」を採用。従来の「マッハ」シリーズではアウトソールが剥き出しで耐久性に問題があることが指摘されておりましたので、これによって耐久性が大幅に向上されております。

私が実際に履いて走ってみた感触だと、どんなスピード変化でもしっかりと地面を捉えてくれますので、グリップ力はかなり高いと感じました。

マッハXと比較するべき他社厚底カーボンシューズは?

上記でもご紹介した通り「マッハX」のライバルとなるシューズは、ナイキ「ズームフライ5」です。

お互い普段のランニングやスピード練習、さらには厚底カーボンデビューしたてのランナーさん向けレースシューズという位置付けと見てます。

 

「マッハX」と「ズームフライ5」の性能を私個人の主観ではありますが、まとめてみました。

比較項目 ホカオネオネ
「マッハX」
ナイキ
「ズームフライ5」
ミッドソールの硬さ 硬すぎず柔らかすぎず 柔らかい
クッション性 高い 高い
反発力 普通 高い
推進力 高い 高い
グリップ力 普通 普通
通気性 普通 普通
定価(税込) 30,800円 19,800円

ほぼほぼ機能差は感じませんが、「マッハX」の方がミッドソールが硬いので、柔らかすぎないシューズの方が好みだという方は「マッハX」の方が向いているかもしれません。

あと重量差にも違いがあります。同じサイズ25.5センチで「マッハX」が238gなのに対し、「ズームフライ5」は260gとやや重量感を感じます。

 

そしてお値段(定価)にも違いがあります。ただ「マッハX」のお値段はすでに値崩れ感がありますので、場合によっては「ズームフライ5」に近いお値段になっていることがありますので、以下サイトを隈無くチェックしてみましょう↓

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ナイキ「ズームフライ5」のレビュー記事はこちら↓

ナイキ「ズームフライ5」実走レビュー!サブ3.5ランナーが重さやサイズ感・耐久性を徹底検証!
2022年7月に新発売となったナイキ「ズームフライ5」 はやくも5代目となったサブ3-4ランナー向け厚底カーボンシューズが今回はフルモデルチェンジとなりました。早速購入して走ってみましたので、徹底レビュー致します。

マッハXを実際に履いて走ってみた感触

真冬にホカオネオネ「マッハX」を購入した私ですが、ちょうど東京出張でアスファルトを走る絶好の機会があったので、「マッハX」を履いて走ってみました。

ソックスとの組み合わせによっては街中でもおしゃれに履きこなせるカラーリングが良いですね♪ ウキウキしてランニングできちゃいます♪

1キロ5分〜6分のゆっくりとしたランニングから、1キロ3分台の早めのスピード練習まで幅広く対応できるマルチランニングシューズです。特に1キロ4分を切るペースあたりではしっかりとしたクッション性と反発力を感じます。

しかもミッドソールが柔らかいソールと硬めのソールの二重構造となっているため、このちょうど良いクッション感がクセになりそう。気持ちよく走れるシューズです。

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まとめ:マッハXはサブ3からサブ4ランナーにおすすめのレースシューズ

私はこれまでホカオネオネの厚底カーボンシューズである「カーボンX3」「ロケット2」を履いてきましたが、今回ご紹介した「マッハX」はクッション性や反発性を見た時に、ちょうどその中間のシューズであると感じました。

「カーボンX3」と「ロケットX3」はどちらかというとレースシューズという位置付けでしたが、「マッハX」は普段のランニングからレースまで対応できるマルチシューズだと感じました。

 

最後にナイキ「ズームフライ5」を含めた定価(税込)を比較してみました。お値段的にも「カーボンX3」と「ロケットX2」の中間的な位置付けです。

メーカー名 商品名 定価(税込)
ホカオネオネ マッハX 30,800円
ナイキ ズームフライ5 19,800円
ホカオネオネ ロケットX2 35,200円
ホカオネオネ カーボンX3 27,500円

しかしランニングシューズのお値段もびっくり、一昔前では考えられないくらいに爆上がりして、今では厚底カーボンシューズに至っては3万円超えが当たり前の時代になってしまいました。

 

そんなランニングシューズ高騰の時代に「普段の練習用のシューズとレース用のシューズを分けてなんかいられない!」という方には普段のランニングからレースまで使える「マッハX」は最適なランニングシューズかと思います。

特にこれから厚底カーボンデビューしたい方には、ソールも割と硬めなのでクセ少ないシューズとして超絶おすすめです。

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