ナイキの4代目となるトレイルランニング用シューズ「ペガサストレイル4GORE-TEX(ゴアテックス)」
私はこれまでに雪道ランニング用シューズとして「ペガサストレイル」から始まり「ペガサストレイル2ゴアテックス」、前作「ペガサストレイル3ゴアテックス」とペガサストレイルシリーズを履き続きて参りました。
今回レビューする「ペガサストレイル4ゴアテックス」は2023年に発売したモデルとなりましたが、ナイキ公式オンラインで値下がりしたタイミングで購入。
「ペガサストレイル4ゴアテックス」と前作との違いを一言で表すなら「前作とは大違いのシューズ」へと大きく変貌。
※左が前作「ペガサストレイル3ゴアテックス」、右が新作「ペガサストレイル4ゴアテックス」
果たして「ペガサストレイル4ゴアテックス」はどのような進化を遂げたのでしょうか。前作「ペガサストレイル3ゴアテックス」との比較を交えながら、実際に雪道を走ってみた徹底レビューを致します。
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「ペガサストレイル4ゴアテックス」のスペックを前作「ペガサストレイル3ゴアテックス」と比較しながら
「ペガサストレイル4ゴアテックス」のスペックについて前作との比較を交えながら以下にご紹介致します。
外観とデザイン
「ペガサストレイル4ゴアテックス」は、ぱっと見の外観からも前作とは大きく異なります。
前作と並べてみても一目瞭然、全体的にシルエットがシュッとしたのがお分かり頂けると思います。あとは履き口を見て頂くと口が小さくなっているのが分かります。これはより足首を覆う部分が多くなっているということです。
デザインも近未来的なデザインへと変貌したのもお分かり頂けると思います。
フィット感とサイズ感
全体的にシュッと細くなった感がある「ペガサストレイル4ゴアテックス」ですが、同じサイズ25.5センチの両方を履き比べてみると、やはり「ペガサストレイル4ゴアテックス」の方が少し窮屈感を感じます。
ただワンサイズ大きいサイズを選択するレベルではありません。逆にフィット感が高まった感じがします。
上記でもご紹介した通り、新作「ペガサストレイル4ゴアテックス」では足首のホールド感がかなり高まりました。かかとを比べてもお分かりの通り、足首を包む布部分が前作と比べて1センチほど高くなっているのが分かります。
こうして並べてみるとその違いが歴然です。かかと部分のホールドを高めることでトレイルランニング時の雨や雪をよりシャットアウトしてくれます。
シュータン(靴ベロ)も大きく改良。前作で厚みのあったシュータンが新作「ペガサストレイル4ゴアテックス」では頑丈さを保ちつつ薄く軽い素材へと変更になってます。
両方のシューズを履きくれべてみても、シュータンもより上部へとホールド感が増しました。
ホールド感が増したことで、雪上ランニングでも前作より圧雪からの雪の侵入を防いでくれます。
グリップ力と機能性 前作より格段と軽くなった!
「ペガサストレイル4ゴアテックス」が前作より一番変わった点が格段に軽くなったこと!
前作もトレイルランニングシューズとしては全然軽い方だったのですが「ペガサストレイル4ゴアテックス」はレース用の厚底カーボンシューズと遜色ない軽さにまで進化致しました。
軽量化に寄与しているのがアウトソール(靴底)のラバーを前作に比べて減らしたこと。左が新作「ペガサストレイル4ゴアテックス」のアウトソール。右の前作アウトソールと比べても無駄が削ぎ落とされているのがお分かりかと思います。
実際に重さを測定してみると前作「ペガサストレイル3ゴアテックス」25.5センチが280gに対して、
新作「ペガサストレイル4ゴアテックス」25.5センチはなんと!236g!トレイルランニングシューズとしてはめちゃくちゃ軽い!
アウトソールラバーを減らすことで軽量化されてはいますが、グリップ力も大きく向上してます。新作「ペガサストレイル4ゴアテックス」では、様々な方向に対応したアウトソールラバーの溝が掘られており、雪道を含めた様々な状況のトレイルランに対応するラバーに変更となってます。
かかとも同様です。前作では一定方向だったアウトソールの溝が新作「ペガサストレイル4ゴアテックス」では多方向に溝が掘られてます。
あと機能性では靴を履くときに寄与するかかと部分のリングがより強度の高いものに変更。
このリングがシュータン(靴ベロ)にもついたことで、シューズが履きやすくなりました。
あとはつま先部分のラバーがつま先左右まで強化された事により、耐久性も大きく向上しました。
値段とコストパフォーマンス
レースシューズに近い軽さにまで進化した「ペガサストレイル4ゴアテックス」ですが、その気になるお値段は・・
以下これまで私が購入して履いてきた歴代「ペガサストレイル」と定価(税込)を比較してみました。
商品名 | 定価(税込) | 重さ (25.5㎝) |
ペガサス36トレイル | 14,040円 | 253g |
ペガサストレイル2GORE-TEX | 19,250円 | 275g |
ペガサストレイル3GORE-TEX | 19,250円 | 280g |
ペガサストレイル4GORE-TEX | 23,210円 | 236g |
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実際に雪道を「ペガサストレイル4ゴアテックス」で走ってみた感想
雪国在住の私は「ペガサストレイル4ゴアテックス」を雪道ランニングをメインとして、夏場は登山用シューズとして購入しました。雪道デビューは降雪30センチとなったドカ雪の朝。
北海道ランナーのランニングメッカ、中島公園もドカ雪ですっかり埋まってましたが、この道を「ペガサストレイル4ゴアテックス」を履いてズカズカ走りました。
気温マイナス5度、の圧雪の中走りましたが、ゴアテックスの効果なのかシューズの中が全然冷たくならない!沁みてくることも全くありませんでしたので、防水性ももちろんかなり高いと感じます。
あとは足首のホールド感が高まったことで、結構な圧雪でしたがシューズの中への雪の侵入もしっかり防いでくれました。
圧雪の雪道でもしっかりとしたグリップ力を発揮。前作でも高いグリップ力を感じましたが、新作「ペガサストレイル4ゴアテックス」アウトソールの溝が多方向に掘られているため、よりグリップ力が高まったと感じました。
圧雪以外にもザラザラした圧雪路面でも全然滑りません。
雪と氷が入り混じりの路面にもしっかりとしたグリップ力を発揮してくれます。
流石にこのようなツルツル路面では「ペガサストレイル4ゴアテックス」と言えども滑ります笑
さらに前作同様にミッドソールには耐久性と軽量化を実現した「React(リアクト)」が採用されておりますので、雪道でもしっかりとしたクッション性と弾むような履き心地を感じました。
なんと言っても重量が前作280gから新作236gへと大幅軽量化されましたので、雪道を走っていてもめちゃくちゃ軽さを感じます。
厚底カーボンシューズと遜色ない軽さにまで進化した「ペガサストレイル4ゴアテックス」は悪条件でのロードレース(雨がひどい日など)やクロスカントリーレースでも応用できるシューズだと強く感じました。
まとめ:びっくりするぐらい軽くなった「ペガサストレイル4ゴアテックス」 雪道ランニングに超絶おすすめ!
オレンジカラーが大好きな私はこのカラーの「ペガサストレイル4ゴアテックス」をナイキ公式サイトでセールのタイミングを見計らって購入しました。雪道に映えるアウトソールのオレンジカラーがとても気に入ってます。
そしてなんと言ってもトレイルランシューズで236g(25.5センチ)は驚愕の軽さです。しかもゴアテックスという最強装備付きですので、ホント非の打ち所がないトレイルランシューズです。
2024年2月現在「ペガサストレイル4ゴアテックス」がすでに底値になっておりますので、まさに今が買いかと思います。
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