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【実走レビュー】アシックス メタスピードスカイ TOKYO|北海道マラソンで体感した進化とライバル比較

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ランニングシューズレビュー
この記事は約10分で読めます。

アシックスの最新厚底カーボンシューズ「メタスピードスカイTOKYO」を実際に北海道マラソン2025で着用。

私はこれまでアシックスの厚底シューズといえば「メタスピードエッジプラス」しか履いたことがありませんでした。

 

しかし今回発売された「メタスピードスカイTOKYO」は私の周りのランナーさんの評判がすこぶる高く、履いてみたくなって購入してしまいました。

 

以下私の実走データと感覚をもとに、ライバル厚底シューズとの違いを徹底比較しました。購入を迷っているランナーに向けて、シューズ選びのヒントをお届けします。

※「最近お前シューズ買い過ぎじゃね?」と私を睨みつける我が家のポメラニアン笑

 

メタスピードスカイTOKYOとは?最新モデルの特徴

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従来モデルとの違い

メタスピードシリーズは「スカイ」と「エッジ」に分かれていますが、今回のTOKYOモデルはその中でも最新の「ストライド型ランナー向け」モデル。

 

過去に私は2022年に発売された「メタスピードエッジ+」を履いておりましたが、ストライド走法の私の脚にはしっくりこなかったので、今回は「メタスピードスカイTOKTO」を購入してみました。

アシックス「メタスピードスカイTOKYO」の特徴として

 

  • ミッドソールにFF BLAST TURBO+FF LEAPの2層構造を採用

  • 新アッパー「MotionWrap 3.0」で軽量化&通気性アップ

  • グリップ力抜群の「ASICSGRIPアウトソール」搭載

前作「パリ」よりも軽く接地感が自然。持った瞬間に「これ、本当にカーボン入り?」と思うほど軽いです。以下にご紹介しますが、サイズ25.5cmで片足149gという劇的な軽さです。

アシックス独自のカーボンプレート&FF BLAST TURBOフォーム

ソールの中にはカーボンプレートが内蔵されていますが、ナイキのように「跳ねる」という感じよりも、脚を転がすように前に進む感覚がメタスピードスカイTOKYOには感じられます。

弾むというより、脚が自然に伸びていくタイプの推進力です。クッションも柔らかすぎず、レース中の安定感もありました。

北海道マラソン2025で実際に履いてみたレビュー

私は2025年8月に行われた「北海道マラソン2025」でメタスピードスカイTOKYOを履いて走りました。

レース前のフィッティングと履き心地

まず感じたのは、フィット感の軽さ

アッパーが薄くて通気性がよく、暑い真夏の北海道マラソンでもムレませんでした。給水で濡れたときの違和感もなく、走り終わった時にはシューズはすっかり乾いていました。それだけ速乾性も高いです。

紐をきつく締めすぎると甲に少し圧がかかるので、やや緩めに結ぶのがちょうど良かったです。

シューズの軽さ

メタスピードスカイTOKYOの最大の特徴が「めちゃ軽」な点です。この分厚いソールの見た目とは裏腹に、25.5cmでなんと片足149g!!

以下私が履いた最新厚底カーボンシューズの重さ一覧です。

メーカー名 商品名 片足の重さ
(25.5㎝)
アシックス メタスピードスカイTOKYO 149g
プーマ ニトロ ディビエイト ニトロエリート3 177g
ナイキ ヴェイパーフライネクスト%4 153g
ナイキ アルファフライ3 183g
ホカオネオネ シエロX1 2.0 188g
ホカオネオネ ロケットX2 192g
アディダス アディオスプロ4 183g

直近ではナイキ「ヴェイパーフライネクスト%4」が一番軽かったのですが、メタスピードスカイTOKYOはついに150gを切りました。厚底カーボンシューズが出てきた当初は200gを切ればかなり軽い!と言われてましたので、149gは驚異的な軽さです。

前半の加速感と後半の安定性

序盤の下り区間では「スッ」と前に進む感じが心地よく、まるで脚が軽くなったよう。カーボンの反発は強すぎず、無理に押し出される感覚がないのが好印象でした。

 

20kmを過ぎても脚のバネ感が続き、「これは後半も持つな」と感じるほど。なので真夏の北海マラソンで気温も25度以上ありましたが、シューズの反発を使って25-35kmに1キロ4分10秒までペースアップ。

 

シューズの反発に乗って急にペースを上げたので、35km以降スタミナ切れで失速・・・結果的に北海道マラソンを3時間17分台で完走。

 

ただ脚のダメージは意外と少なく、翌日も軽いジョグができました。

フルマラソン3時間17分台で走って感じたリアルな印象

  • スタート直後:軽さと反発で気持ちよく加速

  • 中盤:脚の回転が自然に続き、真夏の暑さでも25km過ぎても軽快に走る

  • 終盤:シューズの反発利用して25km以降急激に気持ち良くペースアップしたが、スタミナキレて35km以降疾走・・

  • 走り終わったあと、足のダメージはほぼなし。靴擦れなども一切ありませんでした。これがすごい!

他社の厚底カーボンシューズとの比較

実際に今をときめく他社厚底カーボンシューズとの比較を行ってみました。

プーマ ディヴィエイトニトロエリート3との違い

まずは私がこれまで発売してきた厚底カーボン史上最強だと思っているプーマ「ディヴィエイトニトロエリート3」との比較から。オレンジカラーが好きな私はこの「ディヴィエイトニトロエリート3」が2足目です。

アウトソールの柔らかさは「メタスピードスカイTOKYO」に分があります。

ただミッドソールがやや硬めの「ディヴィエイトニトロエリート3」の方が反発は大きく、特に短い距離のレースでは威力を発揮してくれます。

両方とも履いた瞬間にクセがないシューズだということがよく分かります。あとは反発の好みでしょうか。そして耐久性に圧倒的な差があります。ディヴィエイトニトロエリートの方がアウトソールの耐久性は高いです。

 

プーマ「ディヴィエイト ニトロエリート3」のレビュー記事はこちら↓

【実走レビュー】プーマ ディヴィエイト ニトロ エリート 3がNo.1シューズになった理由
【プーマ ディヴィエイト ニトロ エリート 3 レビュー】実走で「一番お気に入り」となった理由を解説。他社厚底カーボンシューズとの比較やレースで感じたメリット・デメリットも紹介。購入を迷っているランナー必見です。

ナイキ ヴェイパーフライ4との違い

続いてナイキのど定番厚底カーボンシューズ「ヴェイパーフライ4」との比較。これもオレンジ好きの私はこのカラーが発売されるまで発売を待っておりました笑

シューズの軽さとフィット感は同程度。反発はメタスピードスカイTOKYOの方が高いと感じます。

ただこれもプーマ「ディヴィエイトニトロエリート3」同様に、アウトソールの耐久性は「ヴェイパーフライ4」の方が圧倒的に高いです。

ナイキ「ヴェイパーフライ4」のレビュー記事はこちら↓

ナイキ「ヴェイパーフライ4」実走レビュー|前作ヴェイパーフライ3との違いとサブ305・ハーフサブ85目線での使用感を正直レポート
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アディダス アディオスプロ4との違い

最後に最近市民ランナーの間でも人気が高いアディダス「アディオスプロ4」との比較。

アディダス「アディオスプロ3」と比べると、軽さではスカイTOKYOが断然上です。あとは走っている時の安定感

あとはクッション性はアディオスプロ4の方が一段上です。その変わりミッドソールが柔らかすぎるので、厚底ながら地面を感じることができるというのがアディオスプロ4です。

 

アディダス「アディオスプロ4」のレビュー記事はこちら↓

【アディダス アディオスプロ4レビュー】サブ305ランナーが本音評価!前作との違い・おすすめポイント徹底解説
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メタスピードスカイTOKYOは、どんなランナーにおすすめか?

サブ3〜サブ3.15を狙うランナーに最適

私のようにサブ3〜サブ3.15あたりを狙うランナーにとって、この軽さと反発のバランスは非常に心強いです。

レース後半でも脚が動く感覚があり、マラソン終盤の粘りをサポートしてくれます。

ストライド型 vs ピッチ型ランナーへの適性

アシックス公式にもありますが、メタスピードスカイTOKYOは「ストライド走法」(大きく脚を伸ばして進むタイプ)の方に向いています。

 

私は過去にメタスピードエッジを履いてましたが、ストライド走法の私にはイマイチ合いませんでしたので、今回スカイを購入してみましたが、これがドンピシャでした。

 

自分はピッチ走法型(小刻みな回転)型だなと思う方は「メタスピードエッジTOKYO」の方が合うと思います。

練習用との使い分け方

メタスピードスカイTOKYOは「レース用シューズ」としてだけ使うのがベストです。なぜなら以下に画像付きでご紹介しておりますが、アウトソールの耐久性が低いので練習で履くのが勿体無い。


普段のポイント練習やペース走は同じくアシックスの「マジックスピード」や「ノヴァブラスト」で脚づくりをして、レース直前にメタスピードスカイTOKYOを履く。この使い分けがメタスピードスカイTOKYO長持ちさせるコツです。

まとめ|メタスピードスカイTOKYOは買うべきか?

実走レビューから見えたメリット・デメリット

メリット

  • とにかく軽く、自然に前へ進む推進力

  • 反発が強すぎず、長時間でも脚が残る

  • 通気性とフィット感が抜群、速乾性もあり

  • レース終盤でも「走れている感覚」が続く

デメリット

  • コーナーや荒れた路面でやや不安定

  • 価格はやや高め(約3万円台)

  • ヒールの安定感は好みが分かれる

  • 耐久性が低い。先端と踵が早い段階からえぐれる↓

これが証拠写真です。北海道マラソン含めて前後の練習で走行距離は150km程度で、先端角の赤部分アウトソールとラバーではない白い部分がえぐれてます。

かかとの白い部分のスレが生じてます。メタスピードスカイTOKYOの耐久性は他社厚底カーボンに比べて低いと言わざるを得ません。

ただシューズとしての評価は◎なので、記録を狙いたい時のレースの時だけのために履きことをおすすめします

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 価格・耐久性を踏まえた総合評価

メタスピードスカイTOKYOの定価はギリギリ3万円アンダーの29,700円(税込)以下他社厚底カーボンシューズの定価(税込)と比較してみました。他社シューズと比べてもそこまで高くありません。一昔前に比べるとびっくりするくらいシューズのお値段が高くなってますが・・

メーカー名 商品名 定価(税込)
アシックス メタスピードスカイTOKYO 29,700円
アシックス メタスピードエッジTOKYO 29,700円
プーマ ニトロ ディビエイト ニトロエリート3 29,700円
プーマ ニトロ FAST-R エリート3 38,500円
ナイキ ヴェイパーフライネクスト%4 29,700円
ナイキ アルファフライ3 39,655円
ホカオネオネ シエロX1 2.0 38,500円
ホカオネオネ ロケットX2 35,200円
アディダス アディオスプロ4 28,600円
それなりのお値段ですが、走りの質が確実に変わります。軽くて、反発があって、そして自然に前へ進む。これまでの厚底で「脚が合わない」と感じた方にも、ぜひ試してほしい1足です。

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