北海道民でスキー歴30年の私が教える「北海道のおすすめ穴場スキー場」
地元民だけが知る北海道のおすすめスキー場とは、誰もが知る「ニセコ」や「ルスツ」「富良野」ではありません。
地元が北海道の私がここでおすすめするスキー場の要素が4つあります。それが
①コースの滑りごたえがある(コースが長い)
②ニセコやルスツ・富良野にも劣らない上質な雪質パウダースノー
③適度に空いている
④リフト料金がリーズナブル
の4つです。
特に近年パウダースノーを求めて全国各地から、そしてインバウンド客が北海道に押し寄せていることと、物価高・燃料費の高騰等によってスキー場のリフト代や食事代まで爆上がりしております。
以下に北海道の有名どころのスキー場の一日券の料金をお示しします。
スキー場名 | 大人1日券 | 時間券 |
ニセコ東急グランヒラフ | 9,500円 | 7,000円(午後4時間) |
ニセコアンヌプリ国際 | 7,000円 | 6,000円(5時間) |
ニセコHANAZONO | 9,500円 | 7,000円(午後4時間) |
上記ニセコ全山共通 | 10,500円 | なし |
ルスツリゾート | 14,500円 | 9,000円(5時間) |
富良野スキー場 | 7,500円 | 6,700円(5時間) |
キロロスノーワールド | 8,000円 | 6,800円(4時間) |
トマムスキー場 | 7,500円(道民割:5,000円) | 6,500円(4時間) |
十勝サホロリゾート | 8,000円 | 6,600円(4時間) |
サッポロテイネ | 8,200円 | 6,000円(5時間) |
※2025年全てレギュラーシーズン料金。一部Web割やシーズン割(閑散期)などもあります。
とても一般庶民が気軽に頻回にスキー場に行ける料金設定ではありません。しかし私が以下にご紹介するスキー場は上記有名どころと比較しても勝るとも劣らないコースの滑りごたえなのに、料金が比較的安くコスパが高いスキー場になります。
北海道に住む地元民ならではの、おすすめスキー場を以下に5箇所ご紹介致します。2026年シーズンを迎えるにあたって参考にして頂けますと幸いです。絶対にハズレはない自信があります。
おすすめ穴場スキー場①:夕張マウントレースイスキーリゾート
北海道民の私がおすすめするスキー場第一位が夕張市にある「マウントレースイスキーリゾート」です。
マウントレースイの最大の魅力は極上の雪質とコースの長さ、ゴンドラと高速リフトしかない、そしてリフト券が安いことです。そしていつもそんなに混んでないことです笑
夕張マウントレースイ リフト代 | |||
券種 | 大人 | 中・高・シニア | 小学生 |
1日券 | 6,000円 | 5,100円 | 3,000円 |
1日券団体(10名以上) | 5,400円 | 4,600円 | 2,700円 |
4時間 | 4,800円 | 4,000円 | 2,400円 |
4時間団体(10名以上) | 4,300円 | 3,600円 | 2,200円 |
午後券(13時以降) | 3,500円 | 3,000円 | 1,800円 |
1日券道民割 | 4,800円 | 4,000円 | 2,400円 |
ゴンドラと高速リフト3機があり、平日だと待ち時間なしで乗れますのでスイスイコスパ良く滑れます。
マウントレースイがある夕張市は近年雪の量も多く、3月でもパウダースノーを楽しむことができます。
ゴンドラの終着駅山頂や中腹からでも遠く樽前山や恵庭岳の絶景を眺めることができる絶景スキー場でもあります。非圧雪のエリアもあり、パウダー好きにとってはたまらないスキー場です。
コースのバラエティも豊富。全18コース・最長滑走距離3,500m。最大斜度45°を誇るゲレンデには上級者向け8コースがあり、プロ・セミプロ・ハイアマチュアまで幅広いスキーヤー・ボーダーが楽しめます。
他にも中級者向け6コースと初心者向け3コースがあり、お子様から高齢者までファミリー層まで幅広く楽しめるスキー場です。
出典:夕張マウントレースイスキーリゾートHPより抜粋 https://yubari-resort.co.jp/gm_c_guide/
ホントに絶景。晴れた日には札幌市内まで見渡せます。私は年に5・6回はマウントレースイに滑りに行きます。
ゲレンデにもレストランはあるのですが、私がランチとしておすすめなのは「マウントレースイホテル(休業中)」を挟んで向かいにある「Cafe和」さん
ふわふわのオムライスや、
ジューシーなハンバーグセットがリーズナブルかつ激うま。
絶対にニセコやルスツに行っている外国人が喜ぶ要素満載なのに意外と知られてない「マウントレースイ」。私は他のスキー場でゴンドラに乗り合わせた外国人に薦めまくってます。ぜひ行ってみてください!
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おすすめ穴場スキー場②:カムイスキーリンクス
おすすめ第2位は旭川市にある「カムイスキーリンクス」です。本当はココが第一位でも良いくらいなのですが、二位になった理由は「2024年あたりからインバウンド客にも少し知れ渡ってきた」からで、以前ほどのプレミア感がなくなってきたからです。
それでもまだまだニセコやルスツに比べれば全然知れ渡っておりません。
カムイスキーリンクスはコースが長い上に、北海道の北に位置してますので正直ニセコよりも雪質は良いです。冬場は気温が低い日が続きますので、上質な雪質がシーズン中ずっと楽しめます。そして何よりもリフト代がリーズナブルな点がgoodです。
カムイスキーリンクス リフト代 | |||
券種 | 大人 | シニア | 小学生 |
1日券 | 5,300円 | 4,500円 | 1,800円 |
4時間券 | 4,600円 | 4,100円 | 1,600円 |
※別途カード代500円 |
ゲレンデから山頂まで一気に登ることができるゴンドラから広大な石狩平野を望むことができる絶景スキー場でもあります。
絶景もさることながらカムイスキーリンクスの最大の特徴はスキー場全体の32%が非圧雪エリアだということ。
出典:カムイスキーリンクスHPから抜粋。https://kamuiresort.com/kamui-ski-links/ja/
オレンジの部分が非圧雪のエリアです。スキー場の滑走区域内でバックカントリーが楽しめるという、なんとも贅沢かつ安全なスキー場でもあります。降雪の朝には上質なサラサラパウダーを滑りまくることができます。
私はこの絶景スキーを楽しむためにシーズン中は5・6回ほどカムイスキーリンクスに行きます。
ゴンドラ以外は全てノロノロリフトですが、ビギナーから上級者まで楽しめるバラエティ豊富なコースや傾斜があるのもカムイスキーリンクスの魅力の一つです。
あとカムイスキーリンクスの魅力としては、食事をする場所が多いこと。山頂にもレストランがあります。
山頂のレストランからは真ん中の暖炉を囲み絶景を眺めながらランチを楽しむことができます。
私はマルゲリータをチョイス。1,500円(税込)と決して安くありませんが、美味しく頂きました。あと山頂には水がありません。自動販売機で飲料水を購入しなければいけませんので、ご注意ください。
山麓のセンターハウス2階にもレストランがあります。
山麓レストランのメニューは豊富。こちらはお値段もリーズナブルです(2025年度から値上げ)
そしてセンターハウス隣にはラーメン専門の「らぁめん食堂NOBu」があります。こちらは旭川で有名な「天金」さんが運営している超本格的な旭川ラーメンのお店。スキー場にいながらして本場の旭川ラーメンが堪能できます。
食事も美味しくてリーズナブル、コースも長くて絶妙な傾斜が続き、滑りこたえ抜群!そしてリーズナブルなリフト代!ニセコやルスツに行くよりもはるかに満足度が高いです。ぜひ行ってみてください!
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おすすめ穴場スキー場③:札幌国際スキー場
おすすめ第三位は札幌市街地からわずか1時間ちょっとでニセコ級の雪質が楽しめる「札幌国際スキー場」 晴れた日には小樽や石狩湾方面の青い海面を見渡すことができます。
札幌国際スキー場はコースが長く滑りごたえがあるのにも関わらず、ゴンドラ1機、高速リフト2機と非常にシンプルなスキー場形態。シーズンオフが5月GW終わりだということを象徴するように、雪質は国内最高級です。そしてリフト代もリーズナブルという点がポイント高いです。
札幌国際スキー場 リフト代 | |||||
券種 | 一般 | シニア
※60歳以上 |
グランドシニア
※65歳以上 |
中高生 | 小学生 |
1日券 | 5,800円 | 4,800円 | 4,500円 | 3,800円 | 2,800円 |
4時間券 | 5,300円 | ||||
1日券ランチパック | 6,300円 | ※1日券+ランチ食事券1,000円分 | |||
親子パック | 7,500円 | ※一般1日券+小学生1日券 | |||
温泉入浴パック | 6,300円 | ※1日券+近隣4施設の温泉入浴券 |
3月過ぎてもサラサラパウダースノーが楽しめます。この札幌国際スキー場はスキー場周辺に宿泊施設がないのがインバウンド客にあまり知られていない要因です。これが穴場の所以です。
山麓の八人乗りゴンドラで一気に頂上に行けます。
それでも上質な雪質に気がついたインバウンド客に徐々に知られてきた「札幌国際スキー場」私は一人でスキーに行って広いゴンドラ車内で外国人の方と英会話を楽しんでます笑
晴れた日の山頂からの眺めはオーシャンビューの絶景です。
そしてとにかくいつ行っても雪質が良いのが「札幌国際スキー場」の特徴。札幌市街地から1時間ちょっとで世界最高級の上質のパウダースノーが楽しめます。雪が多過ぎてシーズンピーク時には地面の雪とリフトがスレスレの時があるくらい雪が多いスキー場です。
コースも長くて幅も広いので、初心者でも安心安全に滑ることができます。
ゴンドラの山頂駅にはレストランもあり、
その裏には名物鳥居があります。これが「札幌国際スキー場」の積雪の多さを表す象徴として知られるようになってきました。
山麓のセンターロッジ内にはいくつものレストランが点在してます。繁忙期でもある程度場所を確保できるくらいの広さです。
山麓のレストランではシンプルチャーハンスープセットに、
ラーメン専門店ではコーン醤油らーめんなど、北海道っぽいものを割とリーズナブルに食べることができます。
世界最高級の雪質・コースの長さ・ゴンドラと高速リフトしかない・札幌市街地からのアクセスの良さ、リフト券リーズナブル、どれをとっても良い「札幌国際スキー場」ぜひ行ってみてください!
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おすすめ穴場スキー場④:IWANAI REZORT
インバンド客には結構知られているかもしれない「IWANAI REZORT」が第四位です。ただし知られているのはCATスキーツアーの方で、ほぼ知られていないのは普通のスキー場の方です。
決してコースのバラエティと長さもそこまでではないのですが、なんせリフト代がめちゃ安いです。あとはニセコ連峰と連なる岩内岳にあるスキー場なので、雪質も抜群に良いスキー場です。
IWANAI REZORT リフト代 | |
券種 | 全て |
2時間券 | 1,500円 |
4時間券 | 2,500円 |
1日券 | 3,000円 |
※近隣4町村住民500円割 |
これがインバウンド客に知られているCATスキーツアーのCATです。このCATで山頂まで登って整備されていない旧スキー場のパウダースノーを積丹ブルー眼下に眺めながら滑るというのがインバウンド客にウケてます。
岩内岳にある「IWANAI REZORT」は元々「ニセコいわない国際スキー場」という名前の高速リフトもあるスキー場でしたが、そのスキー場が一旦閉鎖したのちに新たにオープンしたのが「IWANAI REZORT」
ただ一般客のコースは下記図のA、B、Cだけです。俗に知られているCATスキーは「CAT STASION」からCATに乗って山頂まで行って、非圧雪のパウダースノーを優雅に滑り降りるという別メニューです。
出典:IWANAI RESORT HPから抜粋 https://iwanairesort.com/jp/ski
このCATツアーが一人10万円超だというのに、一般コースのリフトは既存の1機のみで、お一人2時間券で1,500円というギャップがたまらんとです。
リフトに乗って中腹から撮影した積丹ブルーです。ここからでもブルーすぎる日本海と奥に聳える積丹の山々の絶景が綺麗に見えます。
1機しかないリフトですが、コースは絶景眼下に滑りごたえ抜群です。適度な傾斜に幅広いコースで初心者から中級者までガッツリ楽しめます。
リフトを降りた中腹から上を見渡すと、そこがCATツアー参加者しか立ち入れないパウダースノーエリアです。
山頂から一度は滑り降りてみたいですね。ただ10万円超という料金は北海道民にとってはかけ離れ過ぎた料金設定ですね。。
センターハウスにはレストランが併設されてます。
ハンバーガーセットをオーダーしました。レストランは意外とリーズナブルな料金設定です。
あと私個人的にこの岩内町という街が大好きで、雪が溶けたら山麓近くのキャンプ場でのキャンプを楽しんでます。
あと夕焼けが綺麗すぎることでも有名な岩内町。
今回ご紹介した「IWANAI REZORT」がある岩内岳バッグに桜の隠れた名所でもあります。
私の友人が岩内町の魅力を発信しておりますので、ぜひブログをご覧ください↓(夕焼け画像に写っている方が友人です)

札幌市街地からは2時間近くかかりますが、他のリゾートスキー場よりもかなり安価なリフト代な上に、ニセコ級の雪質が楽しめます。上質パウダーをちょい滑りしたいという方!ぜひ行ってみてください!
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おすすめ穴場スキー場⑤:札幌藻岩山スキー場
札幌市街地からわずか20分という距離にある「札幌藻岩山スキー場」が第五位!
札幌の繁華街すすきのからも20分かからずに行けてしまうという信じられない立地にある「札幌藻岩山スキー場」ですが、降雪があった日にはパウダースノーが楽しめる上に、細かな料金設定のリフト券があり、しかもリーズナブルというのがポイント高いです。
札幌藻岩山スキー場 リフト代 | ||||
券種 | 中学生以上 | 小学生以下 | シニア | グランドシニア |
回数券12回 | 4,000円 | 3,000円 | ||
7時間券 | 4,100円 | 2,900円 | ||
5時間券 | 3,500円 | 2,900円 | 2,800円 | 1,800円 |
3時間券 | 2,900円 | |||
ナイター16券 | 2,200円 | |||
ナイター18券 | 1,800円 |
あと札幌藻岩山自体が「日本3大夜景」にも選ばれたことのある山のため、スキー場からの眺めは抜群に良いです。札幌市街地を見下ろしながらスキーを楽しむことができます。
コースも超上級者から超初心者向けのコースまでバラエティ豊富にあるのが札幌藻岩山スキー場の魅力でもあります。
出典:藻岩山スキー場HPから抜粋 https://www.rinyu.co.jp/moiwa/
「ニセコやルスツと比較すると雪質劣るのでは?」と思われますが、札幌市街地からわずか20分の藻岩山は標高531mとそこそこの標高がありますので、フワッフワのパウダースノーが積もります。
ガッツリ雪が降ったらすぐにスキーに行けちゃうのが札幌藻岩山スキー場のおすすめポイントです。
私はシーズン中に札幌藻岩山スキー場には10回以上は滑りに行きます。仕事終わりにスッとナイターにも行けますし、ナイター券も18時以降は1,800円と破格のお値段なので、気軽に行けちゃいます。
札幌藻岩山スキー場の名物コース「うさぎ平」
うさぎ平からは札幌市街地を贅沢に見渡すことが出来ます。まるで札幌市街地にダイブするような感じで豪快に滑ることが出来ます。
そしてもう一つの名物コース「からまつ」 ここは非圧雪のコースで、雪が降った日には上質なパウダースノーをバックカントリー気分で滑ることが出来ます。
そして札幌藻岩山スキー場の最大の魅力は、日本三大夜景にも選ばれたことのある札幌市街地の絶景夜景を眼下に滑ることができること。これめちゃくちゃ気持ち良いです!
2025年シーズンまではスキーヤー限定でしたが、2026年シーズンからは経営母体が変わり、スノーボードも滑走可能になります。札幌に観光に来たついでにサッとスキーも楽しみたい方!ぜひ行ってみてください!
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まとめ :ゆっくり・まったり滑りたいなら3月以降がおすすめ
北海道のスキー場は12月から2月にかけてが混み合います。ただ春のオフシーズンに近い3月でも天気次第ではありますが、上質なパウダースノーを楽しむことができます。
3月に入ると一気にインバウンド客が減って、広ーいゲレンデを独り占め出来ます。優雅に周囲を気にせず滑りたいのなら絶対に3月以降がおすすめです。
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