ナイキ「ヴェイパーフライ3」レビュー!実際にハーフマラソンを走って前作と他メーカーとの違いを徹底解説!

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ランニングシューズレビュー
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2023年3月に新発売となったナイキ「ヴェイパーフライネクスト%3」(以下「ヴェイパーフライ3」)

本来ナイキメンバー限定で2023年3月15日から発売ですが、私は運よくメンバー先行発売で「ヴェイパーフライ3プロトタイプ」を購入することができました。

これからどんどん新色が発売される「ヴェイパーフライ3」の購入を考えている方向けに、前作「ヴェイパーフライ2」との比較を中心に「ヴェイパーフライ3」を徹底解剖レビュー致します。

 

私が購入した「ヴェイパーフライ3プロトタイプ」のミッドソールに記された文字は、「ヴェイパーフライ3」開発チームがテストしたフライニット アッパーの試作品の数「V57」と、着用試験担当者の識別番号「20216-23」が刻まれてます。

ちなみに私の過去5年間のベストタイムは、

 

10キロ:39分16秒

ハーフマラソン:1時間29分13秒

フルマラソン:3時間32分46秒

 

というタイムです。俗にいうサブ3.5くらいのランナーがシューズに対して物申している、という感覚で捉えてください♪

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前作「ヴェイパーフライネクスト%2」と新作「ヴェイパーフライネクスト%3」の違いは?

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さて待ちに待った新作「ヴェイパーフライ3」ですが、気になるのは前作「ヴェイパーフライ2とどう変わったの?」というところですよね?

そこで新作「ヴェイパーフライ3」と前作「ヴェイパーフライ2」との変更点を下記に記載致しました。

前作からの変更点
①ミッドソール ミッドソール「ズームXフォーム」分量増量。サイドにくぼみを作り軽量化
②アッパー素材 フライニット素材変更なし。穴が大きくなる。部分ごとに網目を変えて必要な箇所のみ補強
③アウトソール(靴底) ラバーの変更。薄いワッフルパターンが採用。通気孔を配して軽量化。足幅もワイドに。

大まかにまとめますとざっと見た改良点は上記の3点でしょうか。以下徹底解剖して参ります!

 

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ナイキ「ヴェイパーフライネクスト%3」徹底解剖!

それでは新作「ヴェイパーフライ3」の各パーツについて前作「ヴェイパーフライ2」と比較してご紹介致します。

フィット感やサイズ感は?

今回私が購入した「ヴェイパーフライ3」はメンズ26㎝。私はいつもどのメーカーシューズもサイズは25.5㎝なのですが、前作「ヴェイパーフライ2」や「ストリークフライ」が少し窮屈だったので今回は26㎝を購入。

正直0.5㎝の差は感じないほどフィットします。「ヴェイパーフライ3」のアッパー素材「フライニット」は部分ごとに網目を変えて必要な箇所にだけ補強が行われてます。

またつま先部分は前作「ヴェイパーフライ2」よりも明らかに広くなってますので、前作で窮屈に感じた方も「ヴェイパーフライ3」は少しゆとりを感じるかもしれません。

 

また前作「ヴェイパーフライ2」でも採用されておりましたが、かかとの履き口の内側にはフォームポッドというパットが採用されており、これが多少のサイズアップでもフィット感を高めてくれてます。

シュータン(くつべろ)は薄っぺらい感じです。これは軽量化だけではなく足の甲の圧迫感を軽減する効果があります。

「ヴェイパーフライ3」を履いて少し走ってみましたが、0.5㎝のサイズアップは問題ありませんでした。

クッション性・反発力・推進力は?

「ヴェイパーフライ3」のミッドソール「ズーム X フォーム」は、分量を増やしたことでエネルギーリターン率が向上したと言われてます。

こちらが前作「ヴェイパーフライネクスト%2」↓ 上記画像の新作「ヴェイパーフライネクスト%3」の方が「ズームX」の厚みが増しているのがお分かり頂けると思います。

ただ私が履いて走ってみた感じだと分量が増した「ズームXフォーム」は前作「ヴェイパーフライ2」よりも多少硬い印象を受けました。

前作よりもフワフワした感じはなく、その分安定感が増したという感触です。

グリップ力と耐久性は?

新作「ヴェイパーフライ3」のアウトソールラバーにはひし形穴(ワッフルパターン)のデザインが採用。アウトソールラバーは前作「ヴェイパーフライ2」から大幅に改良された点の一つ。

こちらは前作「ヴェイパーフライ2」のアウトソール。と新作「ヴェイパーフライ3」と比べると素材使用量が削減され、厚みを抑えて軽量化されているのが見た目からも分かります。

あとはつま先部分が新作「ヴェイパーフライ3」の方が明らかに幅が広がっているのもお分かり頂けると思います。

新作「ヴェイパーフライ3」のアウトソールにはひし形穴(ワッフルパターン)のデザインが採用され、通気孔を配して軽量化が図られてます。

このワッフルパターンのアウトソール採用によって雨の天候の時の濡れた路面でも優れたグリップ力が発揮されるように作られてます。

 

「ヴェイパーフライ」の最大の弱点でもある「耐久性」もこれで大きく向上しそうなアウトソールラバーです。

 

またかかと部分のアウトソールはギザギザの形状に。あえて縫製位置をずらしてかかと部分の摩耗を軽減する作りとなっております。かかとのアウトソールに刻まれた番号は「摩耗試験番号」のようです。

アウトソール、特につま先部分のグリップ力と耐久性にかなり期待できそうな作りです。

 

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「ヴェイパーフライ3」の重さは?

さて気になるのがシューズの重さですよね。

新作「ヴェイパーフライ3」26㎝の重さはなんと!178g!これはかなり軽いです!

これまで私がレビューして実際に履いて走った厚底カーボンシューズたちの重さを比較してみました。新作「ヴェイパーフライ3」のみ26㎝、あとは全て25.5㎝です。

メーカー名 商品名 一足の重さ(ヴェイパーフライ3以外全て25.5㎝)
ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 178g
ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 178g
ナイキ アルファフライ 190g
ナイキ ズームフライ5 260g
アディダス アディオスプロ3 197g
アシックス メタスピードエッジプラス 188g
ホカオネオネ ロケットX2 192g
ホカオネオネ カーボンX3 217g

前作「ヴェイパーフライ2」よりも新作「ヴェイパーフライ3」は0.5㎝サイズアップしたものの、それでも重さは全く同じ178gですので、同サイズならもっと軽いことが分かります。

 

実際に「ヴェイパーフライ3」のミッドソールのサイド部分には走りに影響を及ぼさない程度にくぼみを作ったことで、シューズ全体で約4%の軽量化が図られてます。

このサイドのくぼみ部分のオレンジが良いアクセントになってます♪

こうして実際に手に取ってみるとその軽さが分かります。

通気性・撥水性・速乾性は?

そして前作「ヴェイパーフライ2」からの大幅改良点その2は「通気性が抜群に向上した」ことです。

アッパー(シューズの生地)はフライニットのままですが、シューズの穴の大きさが足の色やソックスの色が丸わかりなくらいに大きな穴が空いております。

これは軽量化だけではなく、特に夏場の通気性向上を目的に作られていると考えます。ご覧の穴の大きさなので、撥水性は期待できません。その代わり夏場のレースでは通気性を発揮してくれ、雨や給水で濡れたシューズの速乾性は高そうです。

ナイキ「ヴェイパーフライネクスト%3」の値段は(税込定価)

さて新作「ヴェイパーフライ3」の気になるお値段ですが税込定価で29,700円です。最近の厚底カーボンシューズは2万円超えが当たり前なので、もうビビらなくなってきましたが・・それでも高いですね。。

他メーカーの厚底カーボンシューズとのお値段(税込定価)を比較してみました。ちなみに新作「ヴェイパーフライ3」は前作「ヴェイパーフライ2」と比べて2,750円の値上がりです・・

メーカー名 商品名 定価(税込)
ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 29,700円
ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26,950円
ナイキ アルファフライ 33,000円
ナイキ アルファフライ2 31,900円
ナイキ ズームフライ5 18,700円
アディダス アディオスプロ3 26,400円
アシックス メタスピードエッジプラス 27,500円
ホカオネオネ ロケットX2 35,200円
ホカオネオネ カーボンX3 27,500円
ニューバランス フューエルセルRCエリート 29,700円

逆に同じくナイキの「アルファフライ2」と比べては1,100円安くなってます。お値段で判断するのか?履き心地やクッション性で判断するのか?ここまでくればあとはお好み次第かなと・・

 

ちなみに私は「ヴェイパーフライ3」と同時期に発売されたホカオネオネ待望の新作「ロケットX2」も購入してしましました。

「ロケットX2」は「ヴェイパーフライ3」と比べて明らかにミッドソール素材が柔らかく、アウトソールもアーチ状になっている「メタロッカー構造」なので、同じ厚底カーボンながら全く違うランニングシューズとなってます。

 

ほぼ同時期に発売されたホカオネオネ「ロケットX2」が気になる方はこちらの「ロケットX2」レビュー記事も参考にしてみてください!↓

ホカオネオネ「ロケットX2」レビュー!「カーボンX3」やナイキ・アディダスとの違いを徹底解説!
2023年3月1日に新発売となったホカオネオネ「ロケットX2」前作とは全く違う超本格的なレースシューズとして生まれ変わった「ロケットX2」を徹底解剖レビュー致します!

ナイキ「ヴェイパーフライ3」を実際に履いてハースマラソンを走った感触・耐久性は?

やっと2023年6/18(日)に北海道北広島市で行われた「Fビレッジハーフマラソン」でナイキ「ヴェイパーフライ3」を履いてハーフマラソンを走りました。

結果は・・激しいアップダウンと強風にめげずに久々の1時間半切り!1時間29分50秒!

本当にキツいコースでした・・

アップダウン・強風にも負けずに久々に1時間切れたのも「ヴェイパーフライ3」のおかげです。「ヴェイパーフライ3」は「軽くて安定感があり、しっかりと反発を感じることができるシューズ」だと改めて感じました。

 

後半も「ヴェイパーフライ3」の反発力で粘りの走りをすることが出来ました。

そして気になるアウトソールの消耗ですが、前作と比べてかなり頑丈になったと言えます。ハーフマラソン後のアウトソールの状態がこちら↓

私の走り方にクセがあるのだと思いますが、つま先部分が擦れて多少溝が減ってます。

そしてZOOMX剥き出しの踵部分も多少擦れてます。

ただオレンジのラバー部分はほとんど消耗なし。前作に比べて耐久性はかなり向上したと言えます!

実際のフィット感ですが、前作に比べてややかかとのフィット感が緩くなった感があります。ただ靴紐の穴を最後まで通せば、ある程度「かかとが抜ける感じ」は最小限に留めることができます。

 

そして前作から一番向上したと感じたのが「走っている時の安定感」です。やはり靴幅が広がった影響か、カーブを曲がるときの「グラつく感じ」や今回のハーフマラソンのようにアップダウンが激しい段差での「脚をくじく感じ」も「ヴェイパーフライ3」では一切感じませんでした。

まとめ:ナイキ「ヴェイパーフライネクスト%3」はフルマラソンサブ3.5、ハーフマラソン1時間半切りを狙うランナーにおすすめ

ナイキ「ヴェイパーフライ3」を履いて、久々にハーフマラソン1時間半を切ることが出来ました。

「ヴェイパーフライ3」はこのサイドとアウトソールラバーのオレンジが、オレンジ好きの私にとってたまらないです。実際にナイキのホームページで見るより実物はかなりカッコイイです!

特に「ヴェイパーフライ」の最大の弱点と言われていた「アウトソールラバー」が大幅に改良されたことで、グリップ力と耐久性の向上したことが、実際にハーフマラソンを走って実感致しました。

 

私はこれで2023年はハーフマラソン1時間25分台、フルマラソン3時間10分台を目指します!

 

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