ホカオネオネ「ロケットX2」レビュー!「カーボンX3」やナイキ・アディダスとの違いを徹底解説!

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ランニングシューズレビュー
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2023年3月1日に新発売となったホカオネオネ「ロケットX2」!

以前からホカオネオネのシューズを愛用してきた私としては発売を待ち望んでいた待望の厚底カーボンシューズだったので発売日に即購入!ホカオネオネのシューズはこれで4足目となりました。

特にこれまでのフルマラソンやハーフマラソンで同じくホカオネオネ「カーボンX3」を使用してきましたが、「ロケットX2」はナイキやアディダス・アシックスの厚底カーボンシューズとそん色ないシューズとなりました。

そんな前作から大幅改良され生まれ変わった「ロケットX2」が気になってしかたないというランナーは多いはず?です。

 

同じくホカオネオネ「カーボンX3」や他メーカー厚底カーボンシューズとの違いについて徹底レビュー致します。

 

ちなみに私の過去5年間のベストタイムは、

 

10キロ:39分16秒

ハーフマラソン:1時間29分13秒

フルマラソン:3時間32分46秒

 

というタイムです。俗にいうサブ3.5くらいのランナーが物申している、という感覚で捉えてください♪

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同じホカオネオネの厚底カーボン「カーボンX」と「ロケットX2」の違いは?

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ナイキやアディダス・アシックスの厚底カーボンシューズと「ロケットX2」の違いの前に、同じホカオネオネの厚底カーボンシューズ「カーボンX3」と「どう違うのか?」「どう履き分ければ良いのか?」と思ったランナーが多いと思います。

ズバリこの2つのシューズの違いは「ロケットX2」がアスリート向けレース用で、「カーボンX3」が脚力に関係なくすべてのランナーが履きこなせる万人ランナー向けレース用です。

 

その「ロケットX2」と「カーボンX3」の機能的な違いについてレビューして参ります。2つのシューズを並べてみましたが、右の「カーボンX3」の方が一回り大きく見えますよね?

実は両方とも25.5㎝の同サイズなのです。「ロケットX2」の方が無駄をそぎ落として、よりコンパクトにつ作られているのがお分かり頂けるかと思います。

 

ソールの形状は両方ともホカ独特の「メタロッカージオメトリー」が採用。なのでつま先とかかとが丸まっており、振り子の原理のように走ることができます。

「ロケットX2」と「カーボンX3」にはアウトソール(靴の裏底)に大きな違いがあります。「ロケットX2」は無駄をそぎ落とし、適材適所にラバーで補強されているのに対し、「カーボンX3」はラバーがアウトソール全面に貼られてます。

なので耐久性は無駄をそぎ落とし、本来負荷のかかる部分にだけ補強されている「ロケットX2」の方断然高そうです。

 

続いて履いた時にフィット感ですが、両方とも全く違うアッパー(靴の生地)が用いられているのにも関わらず、めちゃ気持ちの良いフィット感です。これは正直好みが別れるところでしょうか。

あとはそのアッパー(靴の生地)素材が全然違います。「ロケットX2」には高い通気性とフィット感で軽量なテクニカルシンセティックアッパーが採用。一歩「カーボンX3」にはこちらも通気性とフィット感に優れたエンジニアードニットが採用。

雨の日のレースなどに耐水圧が良さそうなのは「ロケットX2」かな?

 

あと「ロケットX2」と「カーボンX3」の決定的な違いはミッドソール(靴のクッション部分)の素材です。柔らかさが全然違います。

「ロケットX2」がふわふわ柔らかめの高反発に対し、「カーボンX3」はやや硬めの低反発です。これが脚力が鍛えられたアスリート向けなのか、脚力に自信がないランナーでも履きこなせる万人向けなのかの違いでもあります。

 

では「ロケットX2」の詳細機能について下記で徹底解剖して参ります。

ホカオネオネ公式サイトはこちら↓

HOKA ONE ONE公式サイトはこちら

ホカオネオネ「ロケットX2」徹底解剖!

ホカオネオネ「ロケットX2」の各部位の機能性について他メーカーの厚底カーボンシューズと比較しながら徹底解剖して参ります↓

フィット感やサイズ感は?

「ロケットX2」ではシュータン(靴ベロ)にガセットを搭載することで中足部のフィット感が増してます。これは以前アディダス「アディオスプロ2」にも掲載されていたもの。

ちなみに「ガゼット」とはシューズ本体とシュータンを繋げることによって砂利などの侵入を防ぐ構造のことです。画像のようにシュータンとシューズ本体がつながっているのがお分かり頂けると思います↓

私はこれまでナイキ・アディダス・アシックス、そしてホカオネオネ「カーボンX3」と多くの厚底カーボンシューズを履いて参りましたが、サイズはすべて25.5㎝。「ロケットX2」も25.5㎝で全く問題ありませんでした。

サイズ感としてはジャストフィットといった感じ。そしてフィット感をより増してくれているのが、履き口の左右にあるパット。これが絶妙なフィット感を醸し出してくれます。

クッション性・反発力・推進力は?

「ロケットX2」のミッドソール(クッション部分)には、初代「ロケットX」から一新した高反発な新素材の2層ミッドソール「PEBAフォーム」が採用されております。

この白くスポンジのような「PEBAフォーム」がHOKA独自のクッション性の高さを活かしながら、シューズに走り方を合わせずに、よりスピードに乗ることを可能にしてます。

 

もちろん「カーボンファイバープレート」も搭載。アウトソールからむき出しのHOKAの文字が見える「カーボンファイバープレート」は高い推進力を実現するためのより反り上がった形状となってます。

また「カーボンX」でも採用されているホカ独特の「メタロッカージオメトリー」も採用。メタロッカーとはスムーズな足運びを促すためにドロップの差を少なくし、つま先とかかと部分を滑らかに削ぎ落とした独特のアーチ状のソール形状のこと。

私は「カーボンX」を履いてフルマラソンを走ったことがありますが、この「メタロッカー形状」がキツいフルマラソン後半をかなりアシストしてくれました。

 

シューズのアウトソールをアーチ状にカーブさせることで、まるで車輪のようなローリング運動を導きます。このローリング運動によって強い推進力をもたらしてくることを「カーボンX3」で実感致しました。

このメタロッカーシステムは他メーカーの厚底カーボンシューズにはない唯一の決定的な違いかと思います。市民ランナーにとって30キロ以降のキツいフルマラソンに役立つことでしょう。

 

少しでも前進をアシストしてくれる「メタロッカーシステム」搭載の「ロケットX2」は市民ランナーで30キロ以降が不安な方にめちゃおすすめです。

グリップ力と耐久性は?

「ロケットX2」のアウトソールは、最大の耐久性と軽量化のために設置面積の高い部分のみにラバー(オレンジ部分)が配置されています。

無駄をそぎ落とし、しっかりと着地する部分にだけラバーがあしらわれてます。まだレースなどで「ロケットX2」を履いてませんので何とも言えませんが、触った感触だと頑丈でグリップ力も高そうです。

かかとのラバーも必要最低限にあしらわれてます。このオレンジのラバーは「カーボンX3」のアウトソールと比較して耐久性はかなり高そうです。

そしてアッパー素材「テクニカルシンセティックアッパー」ですが、拡大して見てみると網目状で若干の伸縮性のある素材となってます。こちらもちょっとやそっとで破けたりはしない素材なので、アッパーの耐久性も高そう。

ちなみに私の「ロケットX2」のレースデビュー戦は4/16(日)の北海道伊達市で開催される「伊達ハーフマラソン」を予定しておりますので、グリップ力の実走レビューはレース後にさせて頂きます。

シューズの重さは?

さて気になる「ロケットX2」の重さですが、厚底カーボンシューズでも200g切りが当たり前の時代、私の足のサイズ(25.5㎝)で200gを切ったホカオネオネのシューズはこれまでにはありませんでした。

しかし「ロケットX2」は片足25.5㎝でなんと!192g! ついに200gを切りました! 上記画像のようにヒョイと持ち上げても明らかに軽いのが分かります。

他メーカーの有名厚底カーボンシューズとの重さの比較をしてみました(すべて25.5㎝の実測値)

メーカー名 商品名 一足の重さ
(25.5㎝)
ホカオネオネ ロケットX2 192g
ホカオネオネ カーボンX3 217g
アディダス アディオスプロ3 197g
アシックス メタスピードエッジプラス 188g
ナイキ アルファフライ 190g
ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 178g
ナイキ ズームフライ5 260g
2023年3月現在、多くのランナーに浸透しているナイキ「ヴェイパーフライネクスト%2」やアディダス「アディオスプロ3」、アシックス「メタスピードエッジプラス」とも「ロケットX2」はそん色ない重さです。
もはや厚底カーボンシューズは重さだけで比較できない時代となりました。

ホカオネオネ公式サイトはこちら↓

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通気性・撥水性・速乾性は?

「ロケットX2」のアッパー(靴の生地)は高い通気性とフィット感で軽量な「テクニカルシンセティックアッパー」が採用されております。

以前ナイキ「ヴェイパーフライネクスト%」や「ズームフライ」で採用されていたカッパのような素材「ヴェイパーウェーブ」に似通ってます。

試しに霧吹きで水を大量に吹きかけてみました。すると耐水圧が高いと思いきや、あっという間にシューズの中に水が染みてきました。撥水性はなさそうです・・

ただ「ロケットX2」に採用されているこの「テクニカルシンセティックアッパー」は通気性が良いことがウリでもあるので、万一レース中に雨や給水で濡れたとしても速乾性は高いとみてます。

「ロケットX2」の値段は?(税込み定価)

さてこれだけの最新テクノロジーを駆使して作られている「ロケットX2」の気になるお値段ですが・・

なんと!定価35,200円(税込み価格)とこれまで発売になった厚底カーボンシューズの中では過去最高のお値段となってしまいました。

 

他メーカーの厚底カーボンシューズのお値段(定価税込み)を比較してみました。

メーカー名 商品名 定価(税込)
ホカオネオネ ロケットX2 35,200円
ホカオネオネ カーボンX3 27,500円
アディダス アディオスプロ3 26,400円
アシックス メタスピードエッジプラス 27,500円
ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26,950円
ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 29,700円
ナイキ アルファフライ 33,000円
ナイキ アルファフライ2 31,900円
ナイキ ズームフライ5 18,700円
ニューバランス フューエルセルRCエリート 29,700円

最近の厚底カーボンシューズはハイテク過ぎて、もはや20,000円超えは当たり前の時代となりましたが、それにしても30,000円オーバーは購入を躊躇してしまうでしょう。

 

それでもホカ大好きランナーの私としては、その機能性とデザイン性のカッコよさに引かれて購入してしまいました。

※現在私に脚力と足にフィットする厚底カーボンシューズたち(左上から時計周りに「アディオスプロ3」「メタタスピードエッジプラス」「ロケットX2」「カーボンX3」)
ただ購入の仕方によってはタイムセールやポイントでお買い得に購入することも可能ですので、ぜひ公式サイトや楽天・Yahoo!ショッピングをチェックしてみてください!

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ナイキ「ヴェイパーフライ3」との比較

ホカオネオネ「ロケットX2」と全く同じ時期に発売となったナイキの大人気厚底カーボンの新作「ヴェイパーフライ3」

運よくナイキメンバー限定の「ヴェイパーフライ3プロトタイプ」発売時に購入できましたので、「ロケットX2」と比較してみます。ちょうど同時期に発売になったので「どっちを購入しようか?」お悩みの方の参考になりましたら幸いです。

ミッドソールの厚さはほぼ同じ厚さ。柔らかさはホカオネオネ「ロケットX2」の方が触った感じも履いた感じも明らかに柔らかい。

続いてソールの形状。メタロッカー構造の「ロケットX2」の方がつま先が反り上がってます。

かかと部分も「ヴェイパーフライ3」が真っ平に対して、「ロケットX2」は少し反り上がってます。これもメタロッカー構造からくるもの。

「ロケットX2」と「ヴェイパーフライ3」を並べてもアウトソールの形状が明らかに違うのがお分かり頂けるかと思います。これは脚力・走り方で好き嫌い・好みが分かれそう。

アウトソールのラバーを比較。両方とも前作に比べて大幅なラバー補強が行われてますので、どちらもグリップ力は高そう。

どちらも真ん中にカーボンファイバープレート剥き出しの穴が空いてます。

ナイキ「ヴェイパーフライ3」の徹底レビュー記事も参考にして頂けますと幸いです↓

ナイキ「ヴェイパーフライ3」レビュー!前作や他メーカー厚底カーボンとの違いを徹底解説!
2023年3月に新発売となったナイキ「ヴェイパーフライネクスト%3」待望のヴェイパーフライの新作はどのように生まれ変わったのでしょうか?前作との変更点や実際の感触などを徹底解剖レビュー!

まとめ:ナイキ「ヴェイパーフライ」やアディダス「アディオスプロ」と真っ向対決できる「ロケットX2」は厚底カーボンデビューにおすすめの一足!

ホカオネオネ「ロケットX2」ホントにカッコ良い!画像で色々見るより実物はかなりおしゃれでカッコ良いデザインです。

これからどんどん色々なカラーが出てくるでしょうけど、このエメラルドグリーンとイエロー、そしてアウトソールのオレンジが絶妙な配色ですね(実際にはセラミック / イブニング プライムローズというカラーのようです)

最近各メーカーから出てくる厚底カーボンシューズはどれも高性能でかつオシャレなカラーのものが多いので、本当に迷ってしまいますよね。

正直各メーカー機能性では大きな違いはないと思ってます。あとは個人のフィット感やデザイン性の好みでしょうか。

 

ただどうしても実際の走ってみた感触などは気になりますよね!私の「ロケットX2」のレースデビュー戦は4/16(日)の北海道伊達市で開催される「伊達ハーフマラソン」を予定しておりますので、実際の走った感触などはこの記事で追加レビューして参ります!こうご期待ください!

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