ナイキ「ズームフライ6」レビュー!前作よりレース仕様になったシューズを徹底解説! | デリキャンランの北海道大好きブログ!
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ナイキ「ズームフライ6」レビュー!前作よりレース仕様になったシューズを徹底解説!

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ランニングシューズレビュー
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2024年10月25日に発売となったナイキ「ズームフライ6」

その名の通り6代目の「ズームフライ」になりますが、この「ズームフライ」の最大の特徴を一言で言うと

「お手頃値段なのにナイキ最高峰のミッドソール素材「ZOOMX」が搭載され、さらに「カーボンプレート」まで入っている」と言う、非常にコスパの高いランニングシューズです。

この「ズームフライ6」は前作と比べてどのように変わったのか?

 

同じくナイキの最高峰ミッドソール素材「ZOOMX」と「カーボンプレート」が搭載された「ヴェイパーフライ」や「アルファフライ」とも比較して徹底レビューして参ります。

なお私はこの「ズームフライシリーズ」の歴代シューズ3・4・5と履いてきて、当ブログでもレビューして参りました。なのでズームフライシリーズは熟知しているつもりです笑

 

ちなみに私の過去5年間のベストタイムは、

10キロ:39分16秒(伊達ハーフマラソン)

ハーフマラソン:1時間24分02秒(2024年東京レガシーハーフマラソン)

フルマラソン:3時間25分12秒 (2024年洞爺湖マラソン)

というタイムです。俗にいうサブ3.5ランナーが物申している、という感覚で捉えてください♪

 

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いきなり結論!「ズームフライ6」がおすすめなランナーとは?

上述の通り、私はこのズームフライシリーズを歴代3・4・5と履いて参りました。歴代のズームフライに比べて「ズームフライ6」はぱっと見からも「レース仕様」になったことがお分かり頂けると思います。

詳細は以下にガッツリレビュー致しますが、この「ズームフライ6」が向いているランナーとしては、

  • サブ4目指しているランナーで、カーボン入りシューズを探している方
  • サブ3.5や3を既に達成されている方で、カーボン入りの練習シューズを探している方
  • またはレースから普段の練習まで両刀使いしたい方

上記の方に向いているシューズかと思います。それはなぜか?以下ガッツリ解説して参ります。

 

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「ズームフライ6」前作との変更点

まずは「ズームフライ6」と前作「ズームフライ5」との変更点について見て参ります。左が前作「ズームフライ5」で右が「ズームフライ6」です。

以下大きな変更点を記載しました。

ズームフライ5からズームフライ6への変更点
①アッパー素材変更 軽量メッシュから2層式ウーブンメッシュへ変更
②ミッドソール素材 ZOOXフォームに+新設計素材を搭載
③アウトソール(靴底)変更 凹凸ラバーから軽量ラバーへ変更
④これまでより15%の軽量化 上記変更により軽量化

まずはぱっと見から。左の前作「ズームフライ5」と比べて右の「ズームフライ6」が全体的にシュッとシャープになったのがお分かり頂けると思います。

ミッドソールの素材「ZOOMX」に変わりはありませんが、形状が大きく変化して、「ズームフライ6」はガンダムチックな見た目にになりました。

ミッドソールの厚さも変わりませんが、「ズームフライ6」の踵は「アルファフライ3」に瓜二つです。

吐き口の踵にも大きな変化がありました。「ズームフライ6」の方がよりとんがっているのがお分かり頂けると思います。

「ズームフライ6」の方が踵の厚みが増して、ホールド感がかなり高まりました。

上から眺めても左の「ズームフライ6」の方が履き口周辺の厚みが増したのが分かります。あとはシュータン(靴ベロ)も大きく変化。これは「ズームフライ6」の方が薄くなりましたが、逆にホールド感が高まった感があります。

あとアッパー素材(シューズの生地)が軽量メッシュから「ズームフライ6」は2層式ウーブンメッシュへと変更になりました。「ズームフライ5」が通気性が良かったのに対して、「ズームフライ6」は耐久性と撥水性が増しました。

そしてアウトソール(靴の裏)のラバーと形状自体が大きく変わりました。「ズームフライ6」は「ヴェイパーフライ3」や「アルファフライ3」のようにカーボンが剥き出しです。またアウトソールラバーのチープさもなくなり、より耐久性が高まったと感じます。

シューズの幅は前作よりも「ズームフライ6」の方がシュッとしました。ラバーもよりゴツゴツした素材へと変更へ。雨の日のグリップ力は増したものの、地面に引っかかりやすくなったかもしれません。

かかとのラバーも大きく変化。「アルファフライ3」のかかとに瓜二つの「ズームフライ6」は、ラバーの範囲が狭くなり、よりつま先に重心がいく作りとなりました。

公式サイトでは前作に比べて15%軽量化が図られた、とありましたので、実際の「ズームフライ6」を計測。サイズ25.5センチで224g!

前作「ズームフライ5」を改めて計測してみると、同じ25.5センチで244g!約20gの軽量化しました! 20g違うと実際に持ってみても履いてみても、その重さの違いがよく分かります。

またズームフライ6のお値段は、ズームフライ5から据え置きの18,700円(定価)です。物価高の今の時代、お値段据え置き、かつナイキ最高峰の素材使用でこのお値段は他社メーカーにはありません。

これまでのアップデートに比べ、かなり現代的に改良された「ズームフライ6」ですが、お値段据え置きは嬉しいですね!しかもアンダー2万円ですから、物価高によるシューズ高騰の時代で、かなり手が出やすいお値段かと思います。

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「ズームフライ6」と「ヴェイパーフライ3」との違い

「ズームフライ6」はナイキの最先端カーボンシューズである「ヴェイパーフライ3」と「アルファフライ3」の両方の良い部分を取り入れたシューズです。まずは「ヴェイパーフライ3」との比較から。

「ズームフライ6」の「ヴェイパーフライ3」と似通っているところ、それはミッドソール部分のカーボンプレート剥き出しが同じ形状であること。

そしてアウトソールの形状も似通ってます。こちらも真ん中部分からカーボンプレートが剥き出しになってます。

シューズ全体のフォルムも似通ってます。

ただアッパー素材に大きな違いがあり、「ヴェイパーフライ3」がより軽量化と通気性が良い素材が用いられているのに対し「ズームフライ6」は耐久性の高い素材で、かつ少し安っぽく見えます。

履き口部分の分厚さの違いからも、どちらのシューズがより軽くてレース向きなのかがお分かり頂けるかと思います。

そしてその素材の違いがやはりお値段や軽量化にも表れてます。以下は「ズームフライ6」と「ヴェイパーフライ3」「アルファフライ3」とのお値段(税込定価)と重量(全て25.5センチで私が計測)を比較したものになります。

メーカー名 商品名 定価(税込) 重量(25.5cm)
ナイキ アルファフライ3 39,655円 182g
ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 35,750円 178g
ナイキ ズームフライ6 18,700円 224g

同じようなスペックなのに「ズームフライ6」のお値段がほぼ半額という・・・ これは考えてしまいますよね。。

「ズームフライ6」と「アルファフライ3」との違い

続いて「ズームフライ6」と「アルファフライ3」を比較してみます。

両シューズの共通点はミッドソールのかかとの形状。ほぼ瓜二つです。

アウトソールのかかと部分の形状も「ズームフライ6」と「アルファフライ3」ではかなり似通ってます。足幅はやや「アルファフライ3」の方がワイドです。見た目のゴツさからもグリップ力は「ズームフライ6」の方が高そうです。

※左から「アルファフライ3」「ズームフライ6」「ヴェイパーフライ3」

 

「ヴェイパーフライ3」同様に、「アルファフライ3」も「ズームフライ6」とシューズの形状は似通ってます。

ただやはり「アルファフライ3」のアッパー(シューズの生地)と見比べても、「ズームフライ6」の方が安っぽい感じはします・・

このアッパーの違いが、上述の通り重量の違いにも表れております。ただ「ズームフライ6」が明らかに耐久性は高そうです。

「ズームフライ6」のお値段(上記に記載)に比べて「アルファフライ3」は2万円以上も高価なため、物価高の昨今、考えてしまいますよね・・

「ズームフライ6」を履いて走ってみた!

「ズームフライ6」を履いて走ってみました。めちゃくちゃ心地よいフィット感!

クッション性は柔らかすぎません。むしろ硬さを感じます。 「アルファフライ3」や「ヴェイパーフライ3」のようにピョンピョン飛び跳ねる感じがしないところが、ふくらはぎにも優しい。

「ズームフライ6」で14キロ走りました。途中1キロの直線で少しペースを早めてみて1キロ3分23秒で走りましたが、正直「アルファフライ3」や「ヴェイパーフライ3」と変わらない感触でスピードが出ることを実感しました。

1キロ3分23秒で走った後も、気持ち良くなってしまい1キロ4分ペースで走ってしまいましたが、それでも高価な高反発シューズと比べてふくらはぎや太ももへの負担は少ない感じがしました。

あとはかかと部分の設置面積が「アルファフライ3」同様に少ない設計になってますので、つま先での接地が多くなり、足がぐんぐん前に進むのを強く感じました。

「ズームフライ6」の良さが出るのは1キロ5分を切るペースかなと思います。1キロ5分以上のペースだと正直反発も推進力も感じられませんでしたが、5分を切るペースあたりから推進力を感じるようになりました。

あとはグリップ力が格段に増した感じがしました。ちょうど私が「ズームフライ6」で初走りしたのが雨上がりの朝で、まだ路面が濡れた状態でしたが、下り坂でもしっかりとグリップしてくれました。

「ズームフライ6」はサブ3.5-4切りを目指す方のレースや、サブ3ランナーの練習でも十分使用できるシューズだということを身をもって体感致しました。

まとめ:スピード練習や距離走、レースでも使用できてコスパが高い万能シューズ「ズームフライ6」は全てのランナーにおすすめできます

ズームフライシリーズとしては6代目になった「ズームフライ6」 歴代のズームフライに比べて質的にも性能的にも1番のデキではないでしょうか。

特にナイキの最先端厚底カーボンシューズである「アルファフライ3」と「ヴェイパーフライ3」の良いところを取り入れて、よりレース向けになった点では、上記2シューズになかなか手が届かなかったランナーにとっても、「ズームフライ6」は手が届きやすい存在になったのではないでしょうか。

普段の練習からレースまで使えて、さらにはコスパが高い、アンダー2万円の厚底カーボンシューズ「ズームフライ6」

これから初めて厚底カーボンシューズデビューされる方や、予算的に練習とレースの両刀使いされたい方に「ズームフライ6」は超絶オススメです!

 

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